ふぶき仔
3年前に話題になった大阪海遊館の真っ白いエビフライを覚えているかしら。
それは…ワモンアザラシの赤ちゃんで、それはそれは…揚げる前のパン粉をつけたエビフライにそっくりで、100%かわいい成分でできている神様からの贈り物でした。
こちらの影響により、白パン粉エビフライ(揚げる前)も、昔と比べて、不思議とかわいく見えて仕方がない。
ややくったりとしつつ、人間にこの身を任せきってる感じも、アザラシ似で良き!
いつか本物の真っ白い妖精を見たいと思いつつも、なかなか実行に移せてませんでしたが、
今年、しながわ水族館でアザラシのふぶきちゃんの子が生まれたらしいとの情報を耳にし、このチャンス逃すわけには!と急いで向かう事にしました。
どうやらアザラシの赤ちゃんは、
通常2~3週間で毛が抜けて、大人と同じ毛に生え変わるみたい。
抜けても絶対かわいいけど、
今しかない白モフアザラシを愛でて、常日頃のモフモフ不足問題を解消したかったのです。
当日は15:30にしな水入りをしました。(…遅い!休みの日なのに何をしていたのか!)
閉館まであと90分!
1分と無駄にはできない!急げ!!
中に入り、地図を見ながら小走りでアザラシ館まで探しにいきましたが、ちっこいのは見つからず。
入り口まで戻って、スタッフのお兄さんに場所を聞きました。
日頃、よく聞かれているのか、実に簡潔に教えてくれて、この後一切間違えずにたどりつけました。
早速…
…よし!よく寝ている!
そうね赤ちゃんだもの。
わたくしもこの子の為にやってきましたと言わんばかりのお姉さん2人が、本格カメラをもって、じっと見守っていました。
私もいつこの子が起きるかわからないものの、5分後のイルカのショーがひかれてしまってるのも事実。
せっかく入ったからには90分楽しみたいという欲には勝てずに、イルカを見に行きました。
実際、見に行って正解でした!
この写真を拡大して見ていただきたい。
まるで水の魔法をつかさどるイルカです。
確か昔も、しな水に来た時に、ショー待機中のイルカが隣のプールで自主練していて、その努力家で計画的に目標に向かう姿勢を敬意を表していたはず。
今回もわたしも見習わないt…イカン!ふぶき仔!
あわただしく戻って2度目。カメラおねいさんのカメラの持ち方でまだ寝ている途中とわかりました。
よしっ!しっかり寝ている、だって赤ちゃんだもの。
じゃあさと、隣の水槽の方へ行きました。
青い海に浮かぶさまざまな熱帯魚の中に、謎の三角すいがいました。よく見るとカットフルーツ(パイナップルやドリアン)、もしかしたらヘリコプターにも見えなくもない感じ。
この子はコンゴウフグという名前でした。頭に猫耳みたいなのがあり、そして私に追われている事に全く気づかない鈍感さもかわいい!すっかり二推しになりました。
さらに進んでいくと、ちんあなご、タツノオトシゴ、カニ、くらげ、ニモ(カクレクマノミ)
コツメカワウソはふたりでイタズラ大作戦していました。もし私もカワウソに生まれていたら、間違いなくコレに参加していたはず。キャットタワーならぬカワウソタワーをせーのでひっくり返していました。
ここで戻って3〜5回目、
そうよね、何てたって赤ちゃんだもの寝るよね!
でも…黒豆のようなキラキラした目が見たい(涙目)!
カメラのお姉さんたちはいなくなってしまいましたが、3分くらい見てたら、寝返りを打って、天使のお目覚めの瞬間に立ち会えました!
お姉さーん、戻ってきてー!!(心の叫び)
アザラシ係のおにいさんが入ってきて、その彼にふぶき仔は甘え始めました。おにいさんの膝の上に、ンションショ乗っかってきて…そこ代わってー!と言いたかったです。さすが海の犬と呼ばれるだけある甘えん坊!
アザラシの子に膝を占領される人生…私だったら、私のもってる領土(つまり全身)をお渡ししたいです。
そうこうしているうちにお姉さん①が返ってきました。
私も彼女もカメラのシャッターが全く止まらない(注:私のはスマホカメラです)。ふぶき仔が角度を変えるたびに、SNSの『いいね』のように、シャッターを切り続けるわたしたち。ほとんど同タイミングでした。
しかし…時は4月1日(実は1ヶ月以上前のブログです。ごめんなさい)。数日前、スマホカメラがおかしくなり始め、どうやら落下によりダメになってしまった模様。
今しかとれないふぶき仔の赤ちゃん時代、ほとんどブレブレになってしまいました😭
痛恨の極み!!!
しかしすっごくかわいかった〜♡♡♡
この日の帰りに、絶対一刻も早くスマホを買い替える!!!!と誓ったのでした。
最後に。
なぜか不思議と昔から、口を開けながら泳ぐイワシに魅力を感じます。