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【納得】「○○さんの指示はわかりやすい」と言われる人はプロンプトも上手
おはようございます、生成AI活用の経験値をコツコツ稼いでいる村田です。
幅広い活用と深い理解を目指して、文章だけでなく、画像、動画、音楽など使う幅を広げつつ、プロンプトの改善などの深堀りも追及中です。
今回は、プロンプトの改善での気づきをお話しできればと思います。
あれやっといて
何十年も一緒に仕事をしていると「あれをやっておいて」だけで伝わり、さらには表情や口調から、「今日中にやれればいい」のか、「今すぐやらないといけない」のかも推測できる人もいます。
それは長い間その人とのやり取りを重ねて、考えなくても直感で判断できるレベルまで昇華されたからできたことです。しかし、昨今は転職が当たり前の時代になり、会社内での組織変更、人事変更もあって、同じ人とずっと一緒に仕事するケースも少なくなりました。
その結果、より明確に具体的に説明する必要がありますが、これは生成AIのプロンプトにも通じます。
「プロンプト」に惑わされるな、やることは同じだ!
生成AIに質問するときも「〇〇について教えて」と質問するより、
「○○について小学生でもわかるように例を挙げて教えて」
「○○についてメリット・デメリットを表形式で教えて」
など、ちょっと手を加えるだけでも回答が変わってきます。
ビジネスでも、情報を整理して正確かつ過不足なく相手に伝えることが求められ、「5W1H」などを意識して伝えます。
「プロンプト」という単語が、難しいイメージを与えるかもしれませんが、本質的なことは通常のビジネスの基本と同じで、やってほしいことをより具体的に伝えれば、生成AIの回答の精度が上がります。
「その仕事は初めて」の人にお願いするイメージでプロンプトを書く
「お客様向けに、○○に関する説明用の文章作成をお願いします。」
という依頼する時、そのお客様向けの資料作成が初めての人に対して、どんな説明をするでしょうか?
過去に作成した資料をいくつか見せながら、作成してほしい資料のイメージを伝えるのではないでしょうか?
そうすることにより、アウトプットのフォーマットがわかります。
⇒アウトプットのフォーマットの指定。文字数、文章スタイル(ですます調、言い切り型など)、ルール・禁止事項など。
また、どんなお客様なのかも説明すると思います。
⇒対象相手の情報(役割、説明内容に対する知識がどれくらいかあるかなど)の設定。
背景や目的も説明すると思います。
⇒背景、前提条件、目的(何を達成すればゴールなのか、特にどの部分を伝えたいのかなど)の設定。
あとは、生成AIでプロンプト作成で足りていない自分自身の情報を設定します。人間は、自分がどういう人なのか知っていますが、生成AIは自分がどういう役割なのかを知りません。
⇒自分がどういう役割の人かを指定。
細かく指定するのは手間暇がかかります。ただ、最初に明確に指定するほうが、依頼内容が曖昧でアウトプットがイマイチになり、修正を何回も行うよりも効率的になるため、プロンプト作成スキルを磨くことも重要だと考えています。
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