亜麻色の髪の乙女。
これは、私自身のための物語だ。
日曜日の喧騒の中で、私は愛について思う。
心には静けさがある。海の底にいるような、砂浜に座って陽の沈む水平線を眺めているような静けさだ。
私はどんな場所に向かっていくのだろう?
このまま流され続けた先に、どんな景色が待っているのだろう?
一ヶ月後。私はどんなところに立っているのだろう。
決心するということは単に始まりにすぎないとその少年は言った。
それはまるで急な流れの中に飛び込んで、その時は夢にも思わなかった場所へ連れてゆかれるようなものなのだと。
結局、一人ひとりと丁寧に向き合っていくしかないのだろう。物語を世界に届けたいと思うのなら。
腹を括るのだ。
時間を味方につけなくてはならない。これまでの点が線になって、ひとつになれるように。
私は、わたしにしかできないことをする。
彼らのようにではなく、彼女たちのようにでもなく。
たとえどこにも辿り着けなかったとしても。
愛だけは残ってくれるだろう。
それが私の使命だからだ。
意味も、理由も、目的もない。
あるのは心だけ。
ただ、呼吸するだけ。
私はただ、呼吸するだけ。
すべてが、
今はただ、、
あとはただ、、、
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