2013年『再考の時間』

当時も言っていたことだけど、この頃すでに写真のアイディアが少し枯渇していた。2010から2012年はひたすら作品を作って、毎月のように展示していたからこそ、2013年はペースを落とした時期だったと思います。

『喪の間』

なんとなく喪に服する感覚で撮った。何があったわけでもないが、この時すでに自分というものを失っていた事実があるのかもしれない。ムラセマナブという名前に支配されて、本当の自分、名前がわからなくなっていた時期というのは事実です。それでも決して作品を作ることはやめなかった。それとは違う心の片隅が表されたのだとも捉えられる。

『リピート』

今でもこの写真はすごく良い写真だと思っている。しかしながら、世間の反応は違い、これについては無反応。この時、悟ったのかもしれない。自分のおもしろいと、世間とでは様々な感性がズれすぎていると。と言ったころで今、キチンと説明するならば、意味不明すぎたのだと思う。でもそれがいいと思うのも事実。。。。本当のことをいうと理由、言葉は苦手で、見たままで感じてくれればいいのだ。それを無理して『リピート』という意味を無理矢理付け加えたことが失敗だったのだと思う。正直このタイトルの意味は今思い出せと言われたら、思い出せません。ただただ綺麗だなって思うだけです。おかしな話をしてしまいました。これを見て、色々考えてほしかったという表れなのですが、そんなの理解できるはずないじゃないかと、当時の僕に教えてあげたい。