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アニメ「魔法つかいプリキュア MIRAI DAYS」第5話「流れ行く歳月」レビュー「プリキュア変身強制中断!アイルとの最終決戦地は…未来の…廃墟となった魔法学校?」

朝日奈みらいは学友の野口さらと谷崎れなと共に
カラオケボックスに赴き…みらいは歌を歌っている…。
みらいに…「リコ以外の友達」がいる描写が…
今となっては「救い」となるとはな…

世界はDokkin-Dokkin
ワクワクもんの宝島(ワンダーランド)
ソレ行け!何人?3人!
いれば昨日の限界越えるよ…

コレは…「魔法つかいプリキュア」PART2主題歌…
即ち「はーちゃん」が加入して以降の
「Dokkin◇魔法つかいプリキュア!!」の2番の歌詞…

はじめは「魔法つかいプリキュア」のみらいが…
「魔法つかいプリキュア」の主題歌をカラオケで歌う
メタな場面として笑っていたが…
「『魔法つかいプリキュア』の主題歌が今や7年前の懐メロである」
…が本当の主題だったのだ…。

ココでサブタイトルの
「流れ行く歳月」を表示する構成に悶絶する…。
「悪意」はないと信じたいが…
その後も…みらいの父親は加齢が進行して
スマホの文字を大きく表示しないと読めなくなり…
みらいの祖母は何でもないトコロで負傷し…
マホウ界では職人のグスタフが引退を表明する…

みらい「『歳を取る』という現象は…」
「ガキの時分は…『成長』と受け取り…」
「ただひたすらに『めでたいコト』と思っておったが…」
「どこかのポイントから『めでたく』なくなって行く…」

なんだか今回の「プリキュア」…
オトナへの精神攻撃が酷くないですか…

リコはアイルの行方を探す過程で本屋巡りをして…
みなづきあきほ先生の漫画「魔女っ子ティーチャー」にハマって行く…。
てっきり「みなづきあきほ」なる人物は…
「魔法つかいプリキュア」の過去のゲストキャラだと思っていたが…
検索してもヒットしない…。

「魔女っ子ティーチャー」に至っては検索したら…
「石ノ森章太郎の『好き!すき!!魔女先生』のコトですね?」
と聞き返される始末…。

その「魔女先生」じゃねえんだよ…。
この僕ですら殆ど記憶にない…
魔女先生の名前が「月ひかる」ってコトくらい…
十六夜リコと何らかの関係があるのだろうか…。
リコの元ネタがひかる先生なのだろうか…?

リコが
「『魔女っ子ティーチャー』の第17巻が欠けている」
コトを酷く気にしているのが
何かの伏線と思われるのだが…。

魔女っ子ティーチャー=十六夜リコは…
第16巻までの過去の物語はあっても…
未来(第17巻)は…
「ブツっと途切れてる」って意味なのだろうか…?

一方「ひーちゃん」は竹取物語のかぐや姫の様に急速に成長し…
最早「子供の成長は早い」では周囲を誤魔化せなくなって行く…

リコはアパートを手配しており…
「ひーちゃん」と共にアパート住まいを計画する…
リコと「ひーちゃん」はみらいと共に…
新居の下見を行った際…
リコは…ゾッとするコトを言い出す…

リコ「広さも『ひーちゃん』とふたりなら十分!」
途端に瞳から光彩が失せるみらい…

みらい「ふたり…?」
「なんでそんなコト言うの…?」
「『さんにん』でしょう…?」
「ワタシ達…一緒に暮らすんでしょう…?」
リコ「いや…オマエは近傍に実家があるだろう…」
「部屋の鍵も渡しておくから…」
「いつでも遊びに来て構わんぞ…」
みらい「だッ…だめだッ!」
「ワタシも一緒に住むッ!」
あくまでも「リコとの同棲」に固執するみらい…。

僕は一体…何を見せられているんだ…?

リコはみらいに全く依存していないが…
みらいはリコに著しく依存し…
片時も離れたくないのだ…

7年間ずっとずっと…カーテンのない部屋で…月を見上げ…
リコの帰りを待ち続けた…みらいの重たい重たい重たい感情…。

みらいとリコの痴話喧嘩の合間に…
アイルの日常が描かれて行く…
コンビニで「ジューシー唐揚げ弁当」の「温め」を依頼するアイル…。
アパートで黙々と「ジューシー唐揚げ弁当」を食べる敵役…。
図書館の事務員として真面目に働くアイル…。
アイルはふたりが痴話喧嘩してる最中に…
粛々と話を進める進行係なのだ…。

みらいは…アイルが図書館勤務と目星を付け…
アイルを発見し面会する…。

アイル「僕は…本がスキでね…」
「一度本を読み終え…」
「登場人物と別れても…」
「勿論内容は全てアタマに入っていたとしても…」
「本を読み返せば…」
「いつでも登場人物に再会出来る…」
「これって…素晴らしいコトじゃないか…」
みらい「一体何が言いたい…」
アイル「僕は闇の魔法を研究し…時を操る術を知りたいと思っている…」
「自由に過去や未来に行き…」
「読み終えた本を読み返す様に…」
「いつでも過去を参照出来る…」
「その為には…マザー・ラパーパの力が必要だった…」
みらい「マザー・ラパーパ…はーちゃんの…?」
アイル「コレ…なーんだ…?」
みらい「ソレは…ティンクルスマホ!」
アイル「ラパーパ…ことはのティンクルスマホさ…」
みらい「こんのガキャア…」

ソコにリコが駆けつけて来る…。

みらい・リコ「キュア・プラパパ!」
「ミラクル・マジカル・ジュエリーヌ!」

「プリキュア」に変身さえすれば…
リコと手を繋ぎ合っていれば…
ワタシは…無限の力が湧いて来る…
「何」と戦おうが微塵も怖くない…

アイル「ところがそうはいかないんだなあ…」
「このアニメが『魔法つかいプリキュア』だからといって…」
「『魔法つかいプリキュア』への変身がノルマ…」
「その考えが真夜中にも通用すると思ったら…」
「大甘なんだなあ…」

リコ「なんだコレは一体…」
みらい「『プリキュア』への変身が…」
リコ・みらい「強制中断された…」

みらいの眼前に…
廃墟と化した魔法学校と…
地に伏せるマジカル…リコの姿が…見える…。

「リコとの死別」

…ソレはリコに依存するみらいにとって…
「決してあってはならない未来」なのだ…。

アイル「いまキミ達が見た未来…」
「いまキミ達が見た場所で…」
「全ては決する…」
「ソレは明日起こる出来事なのさ…」
「明日…全ての結着が付く…」

「リコとの別れ」を断固阻止する為の…
みらいの…未来との戦いが…目前に迫っている…

この…「魔法つかいプリキュア MIRAI DAYS」が…
「みらいとリコの話」ではなく…
「みらいの話」だって…物語の全貌が見え始める…。








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