オトナプリキュア第8話「ワタシノマチ」レビュー「遂にこまちも変身!…だが「嫌な予感」が忍び寄る…。」
今回の主役は秋元こまち。
「プリキュア5」の6人の中で一番現実がキツい設定。
6人の中でこまちだけが収入ゼロで実家暮らしの「何者でもない」設定。
小説で一度何かの賞を取ったものの
承認欲求が満たされて満足してしまった故なのか
創作意欲が減退して書けなくなった。
「書けなくなった」
からと言って物書きの才能を
「ハイそうですか」
と手放す訳にも行かず
手持ち無沙汰な日々が続き,
仕方なしに町内会活動の草むしりに参加するしかない。
近所の方に
「忙しいのに悪いわね(こまちちゃん)」
と労われても到底額面通り受け取れず
何か責められたり
「私が全然忙しくないのを知ってる癖にワザワザ「忙しいのに」と労った」
とDISられ妄想に煩悶する毎日が永遠に続く予定。
家業の和菓子屋は姉が継いでいるので
「小説家を目指して駄目だったから家事手伝い」
って退路が断たれてる。
姉に
「最近書いてるの?」
と何気なく聞かれるのが
一番辛い針の筵(はりのむしろ)の日々…。
こまちはシャドウによる被害が「自分達が住んでる町」に
限定されてる事に気付き郷土史を調査するも空振り,
町内の事情通のおばさんから「町の裏ボス」に話を聞く様に促される。
その裏ボスとは…「ふたりはプリキュア」のキュアホワイトにして
「最初のプリキュア」のひとり雪城ほのかの
祖母・雪城さなえ(CV:野沢雅子)なのであった。
一説によると初代キュアホワイトとして
米軍の焼夷弾投下を食い止めたと言われる程の剛の者であると言うが…。
何しろ元気玉が使えて例え死んでも蛇の道を通って帰って来るしなあ…。
さなえの話によると戦争で焼け野原になった町に時計塔が残り,
時計塔の鐘の音が皆を勇気付け復興の励みとなったと言う。
その鐘には「天使の絵」が描かれ,天使の名はベルだと言う…。
「ベル」はシャドウを生み出している「黒い天使」の名前。
ベルは何故「堕天使」となってしまったのか…。
名探偵こまちの灰色の脳細胞が久しぶりに活発に働く。
時計塔で話に聞いた鐘に描かれた「天使の絵」を参照するも異常はない。
しかし「何か」が引っ掛かるこまち…。
そんな中,シャドウが襲って来て,町を荒らし始める。
普段のこまちは仏だが逆鱗に触れると鬼となる。
こまちはキュアミントに変身して
「ワタシノマチ」を荒らすシャドウを粉砕する!
こまちは「この町の事」を小説にしようと決意する…。
ところでミントの戦闘中にドリームも加勢して
シャドウを蹴散らすものの変身を解除したのぞみが倒れてしまう。
今回のプリキュアはキュアローズガーデンに
生えた6輪の禍々しい花の開花に呼応して変身能力を復活させている。
この花には何らかの健やかならざる作用があって,
のぞみに負担をかけているのでは…。
ゆくゆくは6人全員の身に不幸が降りかかるのでは…。
…と「嫌な予感」を感じさせつつ「次回へ続く」。
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