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アニメ「魔法つかいプリキュア!! MIRAI DAYS」第4話「ひすいの秘密」レビュー「プリキュアの大原則」。

はじめ幼女の姿をしていた
ひーちゃん…ひすいは
急激に成長し…みらいやリコに対して…

「ワタシはコドモじゃない…」
「ワタシと『はーちゃん』を一緒にしないで…」
「ワタシは『はーちゃん』じゃない…」

と自己主張を始める…。

そんな3人を観てアイルは…
「まるで親子の様だ…」
と…まことに的確な指摘を行う…。

みらいは…「魔法ガール」の依頼をこなして行けば…
いずれアイルに到達する手掛かりが得られるのはないかと推定し…
リコと共に迷い猫探しを行うが…
20歳になって魔法学校の生徒のコスプレして猫を探していると…
流石に周囲の目が恥ずかしいみらい…。

折悪しく同級の知り合い…
勝木かなと長瀬まゆみと出くわし…
慌てて姿を隠す…。

かな「ホントだって!」
「みらいとリコが魔法つかいのコスプレしてるのを見たんだって!」
まゆみ「何だかよく分からねーが…この感覚…」
「7年前を思い出させ…」「ひどく懐かしいぜ…」

リコとひすいは連れ立って歩き…話題は「はーちゃん」のコトに…

ひすい「『はーちゃん』はいま…何処にいるの…?」
リコ「ソレが…分からないの…」
モフルン「きっと…皆を見守ってくれてるモフ…」
ひすい「なんで…見てるだけで来ない…?」
「『はーちゃん』は…ワタシと似てるんでしょう…?」
「だったら…」「どうして来ないのか教えてくれてもいいじゃん…!」

リコは…「誰かに観られてる」と感じ…
その「誰か」を袋小路に追い詰めると…
その「誰か」はリコの父リアンだった…。

リコ「校長先生にひすいの警護を頼まれたってワケ…?」
リアン「いいや…志願して警護している…」
「ひすい君だけではない…」
「リコ…オマエの警護もな…」
リコ「ワタシはコドモじゃないし…」「成人して…」
「教職にも就いてる…」「更に…『伝説の魔法つかい』でもある…」
「守って貰わなくていい…」
「お父様…アナタは過保護が過ぎます…」
「すこしはワタシを信用してよ…」
リアン「リコ…コレは…『信用』とは一切関係がない…」
「リコ…オマエが…オトナであろうと…成人していようと…」
「教職に就いていようと…はたまた『伝説の魔法つかい』であろうと…」
「極端な話…リコ…オマエが「何」であろうと…」
「そんなコト…ワタシには何の関係もないのだよ…リコ…」
「ただ…」
「千年経とうと…万年経とうと…」
「オマエはワタシの子供である…」
「ソレが…ワタシがオマエを守る…たったひとつの理由…」
「まあ…『今更どの口が言う』だがな…」

僕は…「魔法つかいプリキュア」のニワカで…
リコと父親の間に如何なる経緯があったのかは知らない…
ただ…父親は…どれ程疎まれようと…娘を守る…
ソレだけ分かっていれば十分だと思ってるよ…。

以上の遣り取りを黙って聞いているひすい…
僕はね…
創作物の登場人物が…
「黙っている」トキに…ココロが震えるんだ…。
「何も考えてないから黙ってる」のではなく…
「活発に考えてるから黙ってる」故にな…。

一から十まで「自分の考え」を…
バカにも分かる様に噛んで含める様に口頭で説明する…
「行間」を読むコトを知らない…
出来の悪い「創作物」には食傷しているのでな…。

リコとみらいがプリキュアに変身し…
アイルが繰り出すモンスターに
大苦戦してるのを見て取ったひすいは…
両者の間に割って入り…
みらいが作ってくれた木製の…おもちゃの魔法の杖を振りかざし…

「いじめるな…」
「リコとみらいをいじめるな…」
「化け物よ…あっちにいけ!」

と…「魔法つかいプリキュア」第1話で…
まだプリキュアになる前のリコとみらいがそうであったように…
「勇気」だけを…「想い」だけを武器に…
化け物の前に立ち塞がったトキ…

不意に…ひすいの眼前に「はーちゃん」が顕現し…
「魔法」が大発動する…。

「想い」を言葉にすると…
「魔法」を生み…
「魔法」が「奇跡」を呼び起こす…。

そんな「魔法つかいプリキュア」の…
「プリキュアの大原則」を…
僕は年を取ってすっかり忘れていたよ…。

そう言やあ…僕がいま…観ているのは…
「プリキュア」だって…いま…思い出したよ…。

親が子を守るトキ…
子は親から「何か」を学び取り
お返しの様に親を守って行く…

何だかね…
こんな「美しい光景」が真夜中に観られるとは…
まことリアルタイムでプリキュアを視聴する醍醐味を…
いま…全身で感じているよ…。

ひすいの「魔法」の大発動に…
ひどく感じ入った様子のアイルが…
ヨシヨシと…ひすいの頭を撫でようとしたトキ…
そのアイルの腕を鷲掴みにして阻止するリコ(マジカル)…

リコ「テメエ…気安くひすいのアタマを…」
「撫でようとするんじゃねえよ…」
「この…変態がッ!」

リコに呼応するかの様に…
アイルの顔面に拳固をお見舞いしようとするみらい(ミラクル)…

ひすいを…「はーちゃん」はずっと見守っていて…
ひすいの窮地に加勢した…
今回の話の流れから言って…
ひすいは未来の…「はーちゃんの子」の様に思えるが…

「続き」は次回のお楽しみと言うワケだ…。

次回予告で…第5話のサブタイトルが…
「流れ行く歳月」ってだけで
涙目になるオッサンなのであった…。



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