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オトナプリキュア第9話「フタリノキズナ」レビュー「ワタシはアナタの…親よりも彼氏よりも手と手を繋ぎ合った…心を繋ぎ合ったパートナーでしょう?」
今回は日向咲の話。
咲は親のパン屋を継ぎ,結婚を控えた身の上だが,時折浮かない顔をする。
それと言うのも今の自分のパン作りの技術に不足を感じていて,
フランスのパン屋の老舗工房に留学したいと思っているのだが,
親にも彼氏にも言い出せないでいる。
そんな咲を美翔舞は「大空の樹」の下に連れ出す。
「ここなら(咲が)話してくれるかなと思って」
舞はずっとずっと前から咲のことを
咲のことだけを見詰めていたのだ。
咲の悩みに気付かない訳がない。
舞の「重た過ぎる感情」に引く咲。
ああ…咲と舞の話で「プリキュアの根幹」に触れようと言うのか。
咲にとって親よりも彼氏よりも心を繋ぎ合ったパートナーが舞なのだ。
「お父さんとかお母さんとか彼のこととかを大切にする
大人の分別よりももっと大切にすべきものがある」
「相手の事を考えるよりも自分の事を考えるべきでしょう?」
「コドモの頃とは…昔とは違うですって?」
「少しも違わないね」
「私と手を…心を繋ぎ合ってプリキュアになるんだよ!」
舞の「重た過ぎる感情」を受け入れる咲!
ふたりは手と手を繋ぎ合って
キュアブルームとキュアイーグレットに変身する!
「ふたりはプリキュア」!
タイトル回収がただひたすらに熱いのだ。
今回は日向咲の話…と思ってたら実は美翔舞の話なのだった。
だって…この「フタリノキズナ」のタイトルの
日向咲の写真を撮ったのは美翔舞に決まっていて
「舞は咲のことをずっと見ていた」って表現してるのだから。
ダークナイトライトの満と薫も正体を現し
プリキュアも総勢8人になって
最終決戦地…時計塔が示される。
しかし夢原のぞみが再び倒れてしまう…。
「プリキュア」に変身する事が
のぞみの「何か」を擦り減らしてるのでは…。
最終決戦を控えて8人全員ともこのまま戦い続けていいのだろうか…。
「次回へと続く」。