アニメ「魔法つかいプリキュア!!MIRAI DAYS」第3話「刻(トキ)の魔法」レビュー「窓にカーテンの付いてない部屋」。

アイル(豊永利行)と名乗る正体不明の少年が…
最初は人間界(ナシマホウ界)をモンスターに襲わせ…
今度はマホウ界をモンスターに襲わせた…。

コレは…ナシマホウ界とマホウ界に跨る…
重大な問題になるやも知れぬ…。

魔法学校校長(内田夕夜)の内心の憂慮を見抜いたかの様に…
朝日奈みらい(高橋李依)は…

「アイツは…最初にワタシに接触して来ました…」
「アイツは…ワタシの行く所に出没している可能性がある…」
「ワタシは人間界に戻り…アイツの行方を追います…」
「ワタシの推測が正しいのなら…」
「アイツは必ずワタシを追って人間界に出現します…!」

ココで…ハイそうですかと…
黙ってみらいひとりをナシマホウ界に行かせる
十六夜(いざよい)リコ(堀江由衣)ではない…

「みらい…テメエ…ひとりでいいカッコするんじゃねえよ…」
「ワタシ達は…ふたりでプリキュアだろうが…」
「ワタシ達は…ふたり揃ったトキに…最大の力を発揮する…」
「その…『プリキュアの仕様』を…忘れたワケではあるまいに…」

「校長…ワタシもナシマホウ界に行きます…」
「行って真相を追究します…」

こうしてリコは…
7年前と同じ様にナシマホウ界に行き…
7年前と同じ様にみらいの家にホームステイするコトとなった…。

リコは…懐かしのみらいの家に…
「自分の部屋」がそのまま残されているコトに感激するものの…
みらいの部屋の「違和感」に気付き…

リコ「この部屋…窓にカーテンが付いてねえ…」

と…2度に渡って指摘するものの…
みらいは笑いはするが…
「自分の部屋の窓にカーテンが付いてない理由」
を明かそうとしない…。

ところで…今回のエピソードで…
人間界で活動するのに便利だってんで…
携帯電話の契約をする際に…
「十六夜リコの現住所」
という…レアな情報の一部を垣間見るコトが出来る…。

実際…リコはマホウ界の何処に住んでいるのか…。
リコは携帯電話加入の際の現住所欄の記入の際に…
「魔…」
と書き始める…

リコは言わば海外からホームステイしており…
辛うじて「魔」の字は書けたものの…後が続かない…。

地獄にも「3丁目」があるくらいだから…
マホウ界にも「区画」があって然るべきで…
魔法界7丁目7番地7号とか…
マホウ界の区画規則を知り得る好機であったが…

「本国に帰って7年経って…漢字の書き方忘れた…」

というオチが付いた次第…。

さて…肝心要の…
「みらいの部屋の窓にカーテンが付いてない理由」であるが…。

7年前…ナシマホウ界とマホウ界を巻き込んだ揉め事が落着し…
リコは…マホウ界に帰るコトとなった…。
その際…リコはみらいにこう約束した…。

「十六夜(いざよい)の夜…ワタシは帰って来る…」

「十六夜」と言うのは…
満月とか半月とか新月とかの
月の満ち欠けの状態のひとつであり…

みらいは…「リコとの約束」を信じ…
自分の部屋の窓にカーテンを付けず…
ずっとずっとずっと…7年間ずっと…
月を見上げてリコが帰って来るのを待っていたのだ…。

リコが帰って来たトキ…
ワタシを見つけられる様に…

リコが帰って来たトキ…
もしかして…もしかして…ワタシは…
リコのパートナーに…プリキュアに選んで貰えないかも知れない…。

そんなの…イ・ヤ・だッ!

みらいが…魔法学校の制服を着用して…「魔法ガール」として…
都市伝説として…火事の鎮火や…ケガ人の救出を行って来たのは…

「リコに相応しいオンナ」

であり続ける為の…

「リコが恥ずかしく思わないオンナ」

であり続ける為の…
血の出る様な努力の一環だったのだ…。

「リコのパートナー」は…

このワタシしかいないんだッ!

100年経とうと1000年経とうと…
リコのパートナーは…
リコとプリキュアするのは…
このワタシしかいないッ!

その重たい重たい重たい感情を…
一切リコに伝えないみらい…

一体…みらいは…何を思いながら…
「窓にカーテンの付いてない部屋」で…
7年間過ごして来たのか…。

その…「みらいの日々=MIRAI DAYS」を想うトキ…
みらいの…
「何も起こらなかった7年間」を想うトキ…

僕は…恐怖にガタガタ震え…
みらいの表情を直視するコトなど…
とても出来はしないのだ…。

今回のプリキュアの変身フォームは「トパーズ」。
トパーズの特徴は…
先ず「黄色い」。
ソレから「スポーティ」。
ソレから…「バカっぽい」…。

僕は語彙が貧弱でね…
リコ(マジカル)の頭の上に乗っかったプリンを見て…
思わずそう口走ってしまってね…。

そのプリン…「プリキュアする」のに…
一体何の必要があるんや…。
プリンを落とさない様に戦って…姿勢を良くする…とか…?