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【競馬コラム】黄金の旅路~ステイゴールドの物語~【読了】
先日読み終えた一冊をご紹介します。
競走馬ステイゴールドに関する一冊で、週刊Gallopに連載されていたコラムに加筆されたものをまとめたもの。
Gallop誌、期定期に購入していましたが、これらコラムがまとまったのは嬉しいですね。週によっては忙しく、読み飛ばしていた時もありましたから。
おおまかな内容はこちらです。
現役時代の愛称は「シルバーコレクター」。「28連敗」を喫したこともあった。
それゆえに、社台グループの生産馬・所有馬として競走生活を送りながら、種牡馬入りに当たっては外部に売却されかかった。
ところが、ドリームジャーニー、ナカヤマフェスタ、そしてオルフェーヴル、ゴールドシップ、フェノーメノ、レッドリヴェールと、産駒たちが次々とG1を勝つと、状況は一変する。
過去5年(10度)の宝塚記念と有馬記念で計8勝――。
今や日本競馬界屈指の種牡馬に成り上がった、ステイゴールドの軌跡をたどり直す。
全八章ですが、大きくは三つの構成に分かれています。
ステイゴールド物語といえる部分。出生から現役競走馬、そして種牡馬としてのステゴが描かれています。(1~3章)
代表産駒の紹介。ここではドリームジャーニー、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴルについて触れられています。(4~6章)
ステイゴールドとメジロマックイーンにまつわる生産現場の話。(7~8章)
日常的に読書はしているのですが、なるべく「馴染みのないジャンル」を狙って読んでいるので、こうした名馬物語的なものは久しぶりでした。
もちろん現役時代も知っていますし、馬券も買っていました。ただ当時はサンデー産駒も多く、最も好きだったのはダンスインザダーク。それでもステイゴールドにはヒモとしてずいぶん助けられたような記憶があります。
個人的には、7・8章の生産現場の話が興味深かったです。社台系グループとメジロ牧場、つながりがあるとは全く思っていなかったので。
勝手な解釈とかイメージで、両者は縁が無いものと捉えていたので、ちょっと意外でした。
さて。
今週末の土曜日(2022年12月24日)に行われる中山大障害にステゴ産駒のオジュウチョウサンが出走します。このレースが引退レース。有終の美を飾ってほしい気持ちはもちろんありますが、なによりも無事にゴール板を駆け抜けること、これを第一に期待したいと思います。
推しちゃんの推し馬ですからね、もちろん私も応援しますよ!頑張って!
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