最近読んでいない
学生の時、本を読むことが大好きでした。
中学生のころファンタジー小説(特に十二国記)にハマり、新刊が出るたび、学校に行くギリギリの時間まで読んでいました。
高校生になると、昼休みは毎日図書館に行き、色んな本の中からその日借りる図書を探す日々。
同じ時間を過ごしてくれる友達がいたのも嬉しかった。
一緒に本を探して、「今日はこれを借りるんだー」と見せ合う喜び。
私が好きな作家は、夏目漱石と小松左京。
夏目漱石が好きな理由は、分かる!分かる!と思う人間の心理描写や、あの時代の作家さんにしては、ポジティブな小説が多いこと。
私は漫画やアニメでも、誰かが死んだり、殴る蹴るといったバトルがある描写が苦手です。
それは現実世界で十分体験している、なんて思ってしまう。(幸せなニュースだって多いのにね。)
何にせよ、夏目漱石の小説は、悲しい描写がありつつも、気持ちよく読み進めることが出来るものが多かった。
小松左京は、「もしかしたら近い将来、こんなことが起きるんじゃないか」と思わせてくれるSFストーリーに目が離せなかった。
『さよならジュピター』を読んだ時は、物語にハラハラすると共に、高校1年生だったけれど、その短い人生経験の女子高生にもしみじみと感じる人間模様があった。
大学生になって、本に触れることがなくなり、そのまま社会人へ。
今思うと、大学生の4年間にもっと本を読めばよかった。
大学は、"人生の夏休み"と聞くこともあったけど、私は、文字通り過ごしてしまった。
両親が大切なお金を払ってくれたのにと、申し訳ない気持ちでいっぱい。(この後悔は話が脱線するので心に留めておく)
社会人になって、また本に触れる機会が増えた。同僚や上司の話についていけないことが多く、仕事のミスも多かった私は、何とか成長したい思いで、ビジネス書や自己啓発本を読み漁りました。
本は素晴らしい。
読むと楽しいし、知識ややる気を高めてくれる。
特典として「本を読むなんて、私って知的」というよく分からない自己肯定感まで付いてきます。
社会人3年ほど経つと、まただんだん読む機会がなくなり、そして現在に至ります。
最近全然読んでいない。
アイドルの追っかけと、休日はYoutubeを見てダラダラ。
何年もだらしの無い生活をしてしまった。
後悔しても仕方ない。
今日からまた本を読もう!