ぬるい=美味しい筈なのに II
【第0章】
↑本稿では、引用リンクを先、それに対する綾紫の言葉を後、の順序で配列する。綾紫はぬるい=不味い(特にラーメン)とする世間の風潮に異を唱えた。その理由はぬるいと回転率が上がる以上、それは食が進む、即ち美味しい事に他ならない為だ。そうした意見、実際には滅多に聞かないが、皆無ではない。2件、挙げる。3件目もあるが、実は熱い側を支持する意見。だが、台湾旅行が楽しそうなのでご登場頂いた。
【第1章】
↑その1つ目は料理研究家が敢えてぬるいラーメンを作り、試食した例。既に
という意見を耳にしていたらしく、早速試した模様。本職ならではの実験精神である。その結果は
と絶賛。最後の「食べ易い」を「美味しい」でないという理由だけで否定的に捉える人もいるが、そもそも「美味しい」と感じるのは余計な努力をせずに食べられてこそ、だ。しかしこの結果はこれだけではない。
これで何故、ぬるいラーメンがないのか、理由の1つが垣間見えた気がする。ぬるいと味が分かり易く、店としては粗も見抜かれてしまうので困るのだ。ただこれだけでは客が熱いラーメンを求める理由が分からない。そこで次。
【第2章】
↑次はこちら。
綾紫は猫舌なので、熱々を強要されると拷問のようで腹が立つ。丼を温める手間を省き、麺を水で締めて、ぬるい状態で提供しろ、と願って止まない。
ここで少なくとも市井の普通の人ではない、食の評論家らしい意見が登場する。微妙な味、綾紫はどーでもいいのだが、ぬるいと感じ易いらしい。ともかく、共通の利害で同盟できそうだ。
そのような攻防史があったとは知らなかったが、ぬるいラーメン、遭遇してみたいものだ。だがこちらは作り手ではなく客が熱いラーメンを志向している話。その理由は明確でない。
評論家の眼で見れば適温は熱々ではないし、実際に好まれる味噌汁の適温もその通りだ。これはまさしく綾紫が日頃からいっている「行動は嘘を付かない」に符合する。
結局は、ラーメン=熱々でなければならないという美味しさそっちのけの思い込み、これが答えなのだろう。崩し始めるのは難しいが、一旦揺らぎ始めるとあっという間に倒れそうだ。
【第3章】
↑こちらは楽しい台湾旅行記。何故楽しい? 綾紫が大好きなぬるい料理が堪能できそうだからだ。
早速、熱い=美味しい、との感想で貴重・脳内メモと嬉しさ満載。しかし「ちょびちょびしか飲めない」ともある。これは飲み難さの表現であり、本来ならば不味い、と評される筈だ。ぬるければスムースに飲めたかもしれないのに、熱さが邪魔をしている、惜しい、なのに「美味しい」とは? 綾紫は早速、矛盾を感じる。
猫舌な綾紫にとって日本のラーメンは熱い。台湾のラーメンを食べたくなった。
綾紫ならギリギリ歓迎する温度。でももっとぬるくなれ~、と心の中で叫ぶかもしれない。
カレーだって何だって、熱いのはお断り! と綾紫は叫びたい。それにしても「いつも台湾で食事した時」とあるからには何度も行った筈で、「あと一歩」の解明に時間を要した様子。これってMBTI流にいえば知覚機能から判断機能への橋渡しに時間が掛かった、という理解で正解だろうか。
【第4章】
↑そしてこちらは綾紫が過去行ったYahoo! 知恵袋での質問の数々。同じネタで何度も質問できたものだと自分でも思う。しかしそれには理由がある。Whyを尋ねているのにまともな回答が少ない為だ。例えば、「人類は火を覚えて以降、食材を過熱する事で食中毒や寄生虫を防げる事を知った。ここから熱い=安全=美味しい、ぬるい=危険=不味い、と感じるように進化した。」でも良かったのだが。
今日は疲れたので気楽な記事を挙げた。ここまでとする。
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