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本を読み終えてしまって悲しいという気持ち

この記事は本の感想ではなく、十二国記シリーズを読み終えて、
【読み終えてしまった】という事実があまりにも悲しく、共有したくなった私の気持ちを綴ったものです。(物語の内容に悲しくなっているわけではないのでご安心を)

十二国記シリーズ、全巻読み終えました。

本の世界と現実の世界と行った来たりの半年が終わりました。

物語の感想を語るよりも、私はこの読み終えてしまったという寂しさに負けてしまいそうで、まずはその気持ちを吐き出したかった。
つらいこともあったけど、楽しかった向こうでの生活が終わり、こっちの世界での生活のみが残された。(大袈裟ですが本当にそんな感じ)

小学生の頃の夏休みの終わりや、卒業式の朝のような…
何か大切な時間を失ったような喪失感を感じてしまいました。

十二国記との出会い

昨年の夏。
十二国記を教えてくれたのは、大学時代の友人。
どうしても読んでほしいからこれをプレゼントする!と「月の影 影の海」をプレゼントしてくれたのが私と十二国記とのはじまりです。本当にありがとう!

最初は、急に異世界に連れさられてしまった主人公(陽子)同様に、世界感のつかめなさや理不尽に襲われるという状況がつらくてつらくて…読むのが大変でした。「月の影 影の海」の上巻は耐えです。下巻からあっという間に、気が付けば私も十二国記の世界の住民だった。

陽子と私の辛さを反映するようにちょっとぼろぼろになってしまいました。

ちょうど十二国記を読み始めた頃に、実はここGoodRackもオープンしました。オープン後はいろんな本を読まなきゃという気持ちもあったし、読みたい本もたくさんあったり、久しぶりに「本を読む時間」が比較的自由にたくさんとれる環境になったことでいろんな本を併読してました。

「あぁ~はやく続きよみたい」とずっと思っている本は十二国記だった。
本は好きだけど、読書時間を常に確保し続けるのが難しいというのは、本好き皆さん、働いている皆さんのあるあるですよね。
私ももちろんその一人です。
幸いにも私の通勤はラッシュとは無関係な時間帯なので、日々の読書タイムは通勤の電車の中。これがオープンしてからの私の習慣になったのですが、今こうして読書が習慣になったと言えるのは、「十二国記」のおかげです。

読まなきゃ読まなきゃはつらい。
読みたい読みたいは楽しい。

自然と本を開く習慣を私の生活につくってくれた十二国記。
十二国記を読んでいる時は、本を読んでいるというよりも「十二国記の世界に行っている」という感覚に近くて、まるで現実世界との二重生活をしているようでした。

大好きな世界。
読み終えた寂しさは、大好きだった反動。

とにかく今は、寂しいんだ。
私も戴国を取り戻すための戦いにまぜてほしい。
どんな風に役に立てるか考える毎日です。(結構本気でこういうこと考えてしまうんです)

こんな風に、本を読み終えてしまって寂しいというこの気持ち、共感してくださる方はいるでしょうか。


十二国記を読めとは言いません笑
ただ、この世界の思い出話を一緒にすることができる仲間がいたらどんなに嬉しいことか…と思っています。GoodRackでお待ちしています^^

そして、友人が私に十二国記を与えてくれたように、
GoodRackがかけがえのない本との出会いを生む場所になり、本を通じて思い出を語り合える場所になったらいいなと思っています。

十二国記はその物語の素晴らしさ以上に、
私にとって大切なものを気づかせてくれた特別な本になりました。

#十二国記
#読書習慣
#本との思い出


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