
アクタボン序章~Characterbone其の一『後悔』~
平成も終わろうかという3/16.17.22日に
【Actorbone project「廻れ、左。」】
(愛称:アクタボン)
という劇団を旗揚げしました。
『生まれついての役者、生まれ変わっても役者』をコンセプトにしたなんでもありのエンタメを創演する劇団です。
僕はそこで脚本・演出・企画をしているムーランといいます。どうぞよろしく。
旗揚げ公演『後悔の消えた世界』は【後悔】をテーマにした内容で
常に最善で最適な選択を示してくれる『ハピネスウォッチ』という機械の出現により選択をすることのなくなった人類の心からは【後悔】がなくなり、そんな【後悔】の消えた世界に生きる【後悔】の知らない少年少女の物語でした。
少年少女の物語でした、とかいいながら少女の方は機械であったりするのですが──ともかく、後悔の消えた世界のお話でした。
16.17日を〈aルート:後回し編〉、22日を〈bルート:お悔やみ編〉とし、場所を変えて二つの結末を提示しました。
いわばパラレルワールドが前提の世界観です。
さて、ひとまず旗揚げ公演を成功させ次の公演の準備に取りかかっているアクタボンですが──しかし『後悔の消えた世界』の物語はまだまだ終わりません。
現実と虚構の交点である舞台演劇、現実の物語がアクタボンとしてこれから次々と公演を打っていくことで続いていくのと同様に、虚構の物語にもまた、その奥行きがあるはずです。
異なる結末を迎えた、それぞれの終わりの続きがあるはずです。
アクターの対となる、キャラクターの物語があるはずです。
そ・こ・で!
【Characterbone キャラクタボン】
『生まれついての虚像、生まれ変わっても偶像』
といった形で、アフターストーリーの連載を書いていくことにしました!
アクタボンでは毎公演、舞台の関連ノベルを展開していきます。そしてそこから派生した物語をまた再演やリーディングで形にして……といったような、重厚な濃度を持った物語の溢れる劇団にしていこうと思っています。
今回はその第一弾!
『後悔の消えた世界』⏩『後悔で溢れる世界』
後悔を知った少年少女と、愚かな科学者の物語──人間と機械と化け物の、愛と憎悪の物語。
旗揚げ公演とこのノベルは、これから始まる【アクタボン】の壮大な物語の序章です。
いまからアクタボンを追っていけば、あなたはきっとめちゃくちゃ面白い物語が観れますよ。
最高にわくわくでぞくぞくな世界を観れますよ。
ではまた、舞台や活字や映像でお会いしましょう!
まずは
愚かな天才と、軽薄な部下の過去のお話から。
a・bそれぞれの世界は、後悔が消えても続き続ける──!