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2024年のポケカを振り返る

はいどうも。
fレギュで落ちていいカード、カビゴンだけ。
むらにいです。
もう2024年も終盤ですね。今年もさまざまな出来事がありましたが、ポケカも大いに盛り上がった1年になりました。そこで今回は2024年のポケカシーンを一気に振り返っていきたいと思います。全文無料ですので、今年1年に思いを馳せつつ気軽に見ていってください。それではいってみよ。
※拡張パック関連のスペシャルセット等一部省いています
最終更新:12/22(日)CL大阪の結果更新


1月

26日 拡張パック「ワイルドフォース」「サイバージャッジ」

近年のポケカは迎春と共にレギュ変更・環境激変が起こるコンテンツになって来ましたが、今年もそうでした。
それまで環境に大きな影響を及ぼしてきたEレギュが任期を終え、Hレギュという新時代の幕開けとなったこのパック。ワイルドフォースには現環境トップのタケルライコexをはじめ(本当に環境トップになるのはもう少し後)ハバタクカミや非エクトドロクツキやチラチーノ、更に現環境に欠かせないなかよしポフィンなど、サイバージャッジにはリザを絶対許さないテツノイサハexをはじめディアルガ強化のメタング等の強力カードが収録されました。そしてXY時代以来約10年ぶりにACE SPECが復活。デッキに1枚しか入れられないかわりに対戦の運命を変えるようなカードが多数リリースされることになります。中でもプライムキャッチャーは最強といわれ、それ以降のエーススペックがプライムを超えられるのかと話題になるほどでした。

ポケカの2種同時発売系のパックは片方だけ強くてもう片方は紙束みたいなことがよくありますが、このパックは非常にバランスが取れていたと思います。

2月

17、18日 CL福岡
マスター優勝:ルギア
シニア優勝:古代バレット
ジュニア優勝:カビゴン
それぞれチラチーノ、探検家、ビワと最新環境のトレンドを取り入れたデッキが優勝。新時代の幕開けを告げるにふさわしい結果となりました。

25日 ポケモン竜王戦
ポケモン竜王 カード部門 ネヅナチ選手
木のVSTARマーカー売って欲しかったな。

3月

8日 バトルアカデミー

昨年のファミリーポケカにあたる商品。ポケカの入り口のような商品で、多くの人がポケカに触れるきっかけになった…?

22日 強化拡張パック「クリムゾンヘイズ」

新環境第2弾はシールド戦用パック。ポケモンではロストやルギアの可能性を広げたガチグマアカツキexやのちに世界の頂点に立つテツノイバラex、エーススペックでは多くのデッキに革命をもたらしたアンフェアスタンプが収録。

4月

4日 バトルツアーファイナル
2023年7月発売のexスタートデッキを使った3人1組、3on3の中高生大会。同年11月から全国を巡回し、各地方の優勝チームによる決勝大会が行われました。出たかった。

13、14日 CL愛知
マスター優勝:リザードン
シニア優勝:ロストバレット
ジュニア優勝:ルギア
ルギア強すぎる。

26日 拡張パック「変幻の仮面」

今年のポケカはこのパックなくしては語れません。このパックの発売により、今年最大の環境激変が起こることになります。
やはり特筆すべきはドラパルトex。弱点なしのHP320という高耐久、現代ポケカ最強と名高い「ファントムダイブ」、しれっと逃げ1、強力な1進化と強いところしかないまさに最強。特にファントムダイブのダメカン6個は現在のカードプールでは対策がほぼ不可能であることから、当時環境トップのリザードンを食う形で一躍環境トップに君臨しました。他にもサーナイトに革命をもたらしたマシマシラにシャリタツ、新たな非エクデッキの星となったおまつりおんど、ルギアやカビゴンを強化するカードも登場。さらにドラパルトの台頭でそれまでリザードンの影に隠れていたデッキ達が活躍を始めるなど環境は長い混沌に突入。目玉のオーガポンが環境で大活躍するのはもう少し後のお話。

5月

3、4日 CL札幌
マスター優勝:ミライドン
シニア優勝:サーフゴー
ジュニア優勝:ルギア
マスター決勝は後世に語り継がれる伝説の1戦でしたね。そしてルギアが部門は違えどCL3連覇。おかしいよ。

17日 バトルマスターデッキ

当時環境の最前線にいた2デッキがまさかの公式発売。ポフィンやエーススペックが入っていない、リザードンにはなぜかアルセウスやシロナの覇気が入ってるなどやや物足りない感はありますがそれでも(大体)環境デッキ+スリーブもついて3000円は破格。コンビニなんかでも販売されていて、ポケカバブルも落ち着きはじめた頃だったので多くの人が手に取りやすかったと思います。

6月


1、2日 JCS(ポケモンジャパンチャンピオンシップス)
マスター、ジュニア優勝:ルギア
シニア優勝:タケルライコ
ルギアが強すぎるのはそうなんですが、ここへ来てタケルライコが注目を浴びます。草オーガポンの登場で最速後1から毎ターン超火力が狙えるようになったことから使用者が急増、一気に環境デッキとなりました。ここからタケルライコの快進撃が始まっていきます。

7日 強化拡張パック「ナイトワンダラー」

プレイヤー大歓喜の弾。ともっこを中心に悪タイプが大幅強化されたほか、キチキギスexや夜のタンカといった超汎用カードも収録。その他にも超絶ロストメタのキュレム等も収録され、環境に結構な変化を及ぼしました。そしてこのキュレムの登場により活躍を始めたのがレジドラゴVSTAR。草オーガポンのみどりのまい→エネルギーつけかえですぐに起動でき、アタッカーにはドラパルトやギラティナ、そしてキュレムとまさに龍タイプのオールスター感謝祭。ワザ名にふさわしい無双力で最期に環境進出を果たしました。
さらにこのパックで忘れてはいけないのがヨノワール。自身を気絶させて相手にダメカンを乗せるというぶっ壊れ特性を引っ提げて登場し環境を翻弄。中でもリザードンと相性が良く再び環境トップに進出しました。ちなみにエクストラには特性で即進化できるヨマワルが存在し、同じような特性をもった1進化のサマヨールを使ったワンキルデッキが環境を破壊。9月にヨマワルが禁止カードになっています。

7月

19日 拡張パック「ステラミラクル」

このパックでは「ステラテラスタル」が初登場。3色のエネルギーが必要な代わりに超強力なワザを持ったexがリリースされていきます(実際この技を使うことはほぼありませんが)。その第1号となるテラパゴスをはじめ、ヨルノズク、バッフロン、スピンロトム、ガラスのラッパ、そしてゼロの大空洞と無色やテラスタルを大幅強化するカードが多数収録。エーススペックのきらめく結晶やアカマツで強化されたドラパルトなどもそうですが、このパックで最大の恩恵を受けたのがリザードン。ブライアでサイドの追加取りができるようになり、ヨノワールで相手の非エクを倒しつつサイドを調整しブライアを使えばバーニングダークが300〜330ダメージのごっつぁんプリファイとなり1ターンにサイドを一気に4〜5枚取ることが可能になったため環境トップの地位をさらに確実なものにしていきます。またデッキビルドBOXも同日発売。なかよしポフィンや大地の器をはじめとする大量の超汎用カードに新デザインの基本エネルギー、ステラミラクル10パックまで入って4200円。安すぎます。とりあえず今からポケカ始める方には圧倒的おすすめ。

8月

 16〜18日 Pokémon World Champion Ships 2024
ポケモン世界一を決める大会。今年はハワイで開催されました。
マスター優勝:テツノイバラ単
シニア優勝:レジドラゴ
ジュニア優勝:古代バレット
ゲーム部門で3リーグ全てを日本選手が制した昨年に続き、今年はカード部門の全リーグで日本選手が決勝進出。ジュニアは日本選手が世界一に輝きました。

30日 スタートデッキ ニンフィア・ソウブレイズ

ベンチポケモン2体を山札に強制送還するニンフィアと脳筋大火力のソウブレイズがスタートデッキで登場。いずれも新規のエーススペックまで入ってお値段据え置きの豪華仕様。これからポケカを始めるならこれ+デッキビルドBOXが黄金。

9月

13日 強化拡張パック「楽園ドラゴーナ」

シールド戦想定だったこともありあまりパッとしない感じだったパック。ルチアのアピールが収録されたためどちらかというとコレクター向きでしょうか。ただ環境にも多少影響はあり、たねポケモンの逃げエネを0にするラティアスやブリジュラスexが登場。ポケカ四天王決定戦でサーニーゴことシマダダイチさんがブリジュラスを使って四天王の座を死守したのは記憶に新しいですね。

22〜23日 CL東京
マスター優勝:タケルライコ
シニア1日目優勝:サーナイト
シニア2日目優勝:大空洞パルキア
ジュニア1日目優勝:カビゴン
ジュニア2日目優勝:リザードン
2025シーズン1発目となったCLはまさに群雄割拠。マスター決勝はJCS決勝と同じマッチとなりライコがリベンジ達成。シニア、ジュニアが1日単位での開催になるなど新たな取り組みも行われました。

10月

18日 拡張パック「超電ブレイカー」

キングオブポケモン・ピカチュウがついにテラスタルで登場。HPが満タンならいかなる大火力も1回は耐える特性、3エネ消費で300ダメージというダイナミックな性能で登場しました。他にもピカチュウ強化のレアコイル、やっと強技を手に入れたコライドン、エキサイトスタジアムやグラビティーマウンテンなども収録。

30日 スマホアプリ「Pokémon Trading Card Game Pocket」リリース

日本ではPTCGL(ネットでポケカ対戦ができる公式アプリ。紙と同じカード・デッキが使える)が非対応だったため日本初の公式ポケカアプリになります。ただし紙ポケカとはカードやゲームデザインが大きく異なり、パック開封やコレクション、バトルもすぐ終わるカジュアルさに重きが置かれています。リリース後まもなく世界中で大ヒットを記録し配信後わずか4日で全世界売り上げが18億円にもなったそうです。そのうち4割は日本からだそうですが。ちなみに僕の学校やクラスでも空前のポケポケブームが巻き起こっています。

11月

3日 ポケカ四天王決定戦
第7期ポケカ四天王(決定戦使用デッキ)
シマダダイチ選手(ブリジュラスex)
イシヤマリョウタ選手(リザードンex)
キクチシュウマ選手(タケルライコex)
ネヅナチ選手(タケルライコex)

22日 スタートデッキGenerations

カントーからパルデアまでの9地方に生息するポケモンがスタートデッキになって9種同時発売。各地方の博士の研究やからておう(?)までも収録。よっしぃさん歓喜。

12月

6日 ハイクラスパック「テラスタルフェスex」

昨年の「レイジングサーフ」から「ステラミラクル」までの収録カードのうち大会で活躍した強カードを中心に再録した毎年恒例年末お祭りパック。この記事で紹介してきたカードもたくさん再録されます。もちろん新録カードもあり、今年はブイズのexがまとめて登場が決定(ニンフィアのみ再録)。とりあえず買っといて損はない充実のラインナップになっています。
収録カードはこちら↓(宣伝)

…とここまではいつものハイクラスパックだったのですが、ある1枚の新規カードが環境を激変させることとなります。
その名はスボミー

0エネ10ダメ+グッズロックという衝撃のワザ「むずむずかふん」をもって登場したこのカード。登場初週のシティでは約半分のデッキにスボミーが採用される大スボミー時代となり、それに伴い環境も変幻の仮面以来の大転換期を迎えました。

超電ブレイカー環境
ちょっと前のデータだけど大体同じ
テラスタルフェス初週環境
なんか変幻初期みたい

環境トップ3だったタケルライコ、リザードン、レジドラゴは全滅し代わりにサーナイト、ドラパルト、ミライドン、ソウブレイズ等が急増。いずれもスボミーに強かったり(グッズにあまり依存しない)、逆にスボミーで時間稼ぎができると強い(育成に時間がかかる)デッキです。CL大阪直前にまさかの環境激変で先行きは全くわからなくなりました。

21〜22日 CL大阪
マスター優勝:ブリジュラス
シニア1日目優勝:
シニア2日目優勝:
ジュニア1日目優勝:
ジュニア2日目優勝:

終わりに

今年はテラスタルポケモンをはじめ非常に多くのデッキが活躍できた1年だったと実感しています。来年はFレギュのスタン落ちが控えていますが「トレーナーのポケモン」の登場も発表されており、どんなカード・デッキが生まれるのか今からワクワクが止まりません。

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