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長男の十字架に磔に

ニューヨークからお盆に里帰り。僕はついに長男として村本家の土地の名義を相続することになりました。田舎の空き家問題。三人兄弟で誰が土地を継ぐか。父が亡くなった後の土地の名義を誰にするか問題。草は生え、家は老朽化していき、早くなんとかしないといけない、弟二人は言いました、自分たちには子供がいる、子供の代にまでこの問題を残したくない、と。二人の目線は独身の僕の方に迫ってるのを感じた。次男は10台の頃に養子に出され、自分には自分の管理しないといけない土地がある、と。三男は、金沢で家を買い自分にはそこがある、と。二人の目線はニューヨーク独身昼からフラフラ飲み歩きお笑い芸人の方に向けられていきました。次男は言いました、二人とも、今自分がやってる仕事が上手くいき続けるとは限らない、そうなった時に土地があったほうがいいだろう、畑をやりたいと思う時もあるだろう、と。いや待てよ、三男は自衛隊で公務員、安定がある。その言葉は三男の前を通過して、ニューヨーク独身カタコト英語オープンマイク収入不安定43歳芸人に向けられていました。煮え切らない会議、進む酒。いつの間にか泥酔した僕は勢いで「わかったわかった!!俺がなんとかする!」と。その瞬間に次男の嫁が母に「お母さん!!メモ帳もってきて!」と、弟二人が「このメモ写真に撮って!」家族全員が「はい!解決!!」と拍手が起きました。そしてこの夜、僕が村本家の長男と言う十字架に吊るされました。


福井県の大飯町、住みたい方声かけてね。。

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