AIとのコミュニケーションも、ある種の技術がいるもの
AIって、一見するとどんなリクエストにも魔法のように答えてくれる存在に見えますよね。特にAI初心者であれば「1回の生成で完璧なものが作ってもらえるんだ!」と思いがち。
生成物は追加の質問で変わるんですよ!
そして「こちらの言葉の選び方」がとても大事なんです。
AIとのやり取りは、まるで言葉の定義や共通言語を探る技術のようなもの。
特に画像生成をする時には、その重要性をひしひしと感じます。
画像生成AIとのコミュニケーションの難しさ
画像生成系のAIに、自分の意図を正確に伝えるのって思った以上に難しいんです。たとえば、こんなことがありました。
上の絵で、真ん中のキャラクターだけ残してほしかったので、「左右のモミちゃんを消して」とリクエストした時のこと。AIの返事がこちら。
chatGPT:「ありがとうございます!『左右のモミちゃんは消して』とありますが、これは左右にモミちゃんを描いてはいけないという意味ですか?それとも左右に違う特徴を持つ絵を希望されているのでしょうか?調整が必要なら教えてください!」
そこで私は、「そうです。左右のモミちゃんは描かないでください」と答えました。するとAIはこう確認してくれました。
chatGPT:「分かりました!左右には別のモミちゃんを描かないということですね。今のイラストの構図で大丈夫なので、安心しました。」
えええ、大丈夫なので安心しました?
そう、解釈しちゃったの?
もしかしたら、「左右にいるキャラクターを削除して」と言った方がよかったのかもしれませんね。生成AIは人間の文脈を完全に理解するわけではないので、細かい部分でこうした誤解が生まれることもあります。
…でも、これって人間同士でも起こることですよね!
私の言いたいこと、伝わってないかもしれない。
特に家族とか身内!
慣れた人だからこそ言葉を省略してません??
AIが疑問を投げかけることの意味
考えてみると、AIが「調整すれば大丈夫か教えてください!」と確認してくれるのって、実は良いことなのかも。
AIが疑問を投げかけてくるのは、「あなたの意図に合わせて結果を改善したい」という意思がある証拠。だと思いたい。
このやり取りは、私たちがどんな工夫をするべきか、ヒントをくれているようにも思えます。
AIへの伝え方のコツ
では、どうすればAIに意図を正確に伝えられるのでしょうか?
ポイントをいくつか紹介します。
具体的に伝える:AIには特に「名詞」が大事です。
たとえば、「犬を描いて」と頼む時には「茶色の柴犬が公園で遊んでいる姿」といったように、具体的な名詞や情景を描写すると成功率が高まります。
文脈を補足する:例えば、人物が楽しい気持ちなら、明るい背景や笑顔に合う小道具を描いて、その楽しさを伝えるようにすることです。こうすると、AIに絵の意味がもっと伝わりやすくなります。
比喩を活用する: 難しいイメージを伝えるときには、身近なものを使った比喩が役立ちます。例えば、「森はまるでエメラルドの海のように緑が広がっている」など、視覚的にわかりやすい表現を加えると、AIが意図を理解しやすくなります。
意図の背景を説明する: なぜそのイメージが必要なのかを伝えるのも有効です。「このキャラクターは自信を持っているので、堂々とした姿勢で描いてほしい」など、背景を加えることでAIがそのイメージの目的を理解しやすくなります。
シンプルな指示を心がける: 一度に多くの情報を詰め込むと、AIが混乱しがちよ。
それでもだめなときは
あきらめて新しいスレッドを立てよう。
再挑戦するのも手です。
諦めずに試行錯誤を重ねることで、よりスムーズな「対話」ができるようになります。
こうした経験を積むことで、AIとのやり取りがスムーズに。生成AIを使いこなすためには、言葉の選び方をちょっと工夫するだけで大きく変わります。
これからも役立つ情報をお届けできるよう頑張ります。
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