「けが」について知識を深める①
こんばんは、今回は「けが」について深掘りしていきたいと思います。
(けがを応急手当する必要性)
日常生活の中でけがをする頻度は高く、正しい手当を行わなければ、
治療が長く続いたり、細菌に感染して重篤な状態に陥ることがあります。
(大出血は、直ちに手当をしなければ死に至ることもある)
(きずの危険性)
主に3つです。
1.出血
2.痛み
3.細菌感染(化膿) です。
(きずの種類)
皮膚や粘膜が破ける開放性と非開放性があり、皮膚は層のように
なっています。
開放性:切り傷(切創)、刺し傷(刺創)、擦り傷(擦過傷)など
非開放性:軽度のやけど、打撲、捻挫、骨折、凍傷など
切創(せっそう):傷口が大きい場合は、縫合処置を必要とする。
神経が損傷することもある。
刺創(しそう):傷口が小さくても深くまで損傷していることがある。
内臓を損傷することもある。
擦過傷(さっかしょう):出血や痛みを伴う
上から汗腺(かんせん)→表皮(ひょうひ)→真皮(しんぴ)→皮下組織→粘膜→筋層(きんそう)となっています。
(頭のけが)
頭を打ってしまうと、頭皮や皮下組織、頭蓋骨、脳膜、動脈、静脈など
様々な部分が損傷してしまいます。
一部が損傷することもあれば、何箇所かが同時に損傷することもあります。
このことを「頭部外傷」と言います。
外側に傷がなくても、内部が損傷している場合もあるので、
応急手当などをする際は、気を付けなければいけない点が多いです。
頭部の擦り傷であれば、救急隊の要請は必要ありませんが、
切り傷であれば、救急車を要請するべきだと判断します。
また、出血がひどい場合はショックを起こすこともあります。
(手当の仕方)
体位は水平に保ち、ガーゼを広く使い、「直接圧迫止血法」を行う。
(注意)
・ガーゼで傷口を擦らないようにする。
・傷口を洗ったり、ふいたりしないようにする。
※脳震盪(のうしんとう)の場合は、数秒~十数秒意識を失うことが
ありますが、危険はありません。
(119番通報するときはどんな場合?)
・意識がなくなってしまった時
・けがをした直後から意識障害がある時
・耳や鼻、目から血液や液体が出る時
・頭の骨がくぼんでる時
(銃で撃たれた時や刃物が刺さらなければ起こらない)
・頭にこぶができた時
(場合によって医師の診療を受けるように言うだけでよい)
(最後に)
次回も「けが」について解説していきます。
※7~8回ほどけがについて解説していくと思います。
本日も読んでいただきありがとうございました。