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根回し文化に違和感を感じる方以外は読まないでください・・・!
こんにちは!
並想メンターのムラケン@Catali屋です!
11月に入りました!
今年はもう残り2ヶ月と、時間が経つのは早いものですね!
気温も下がってきて、温かい鍋が美味しい季節になってきました〜^^
今夜は鍋にしようかな??笑
さて、今日のテーマは”根回し“です!
社会人になり、急遽現れる“根回し”に戸惑う方も多いのではないでしょうか。
何を隠そう、私もそうなんです(笑)
体育会系の社会をあまり経験してこなかった私は、新卒入社してから根回しというものの存在を意識するようになりました。
当時は卒直に、
「そんなこと必要ある??」
「昭和の文化なのでは??」
と疑問をずっと持っていました。
必要な提案や議論は会議で行うからこそ意味があり、わざわざ事前に了承得る必要があるのか??というような考えでした。
しかし、根回しというものの本質を知った時、自分でも意外なほどあっさりと納得感を得ました・・・笑
もう少し広い視点で考えなきゃな〜と痛感する経験でした・・・!
※注)まだまだ上手な根回しができているわけではありません(笑)
なので、もし、あなたが根回しに疑問を持たれていたら、ぜひこの記事をお読みください!
納得感を得られるかもしれません・・・!
ただ、わかっているよ!という方はつまらないと思うので、
今すぐ閉じて、読むのをやめましょう!!!笑
根回しとは?
そもそも根回しって何でしょうか??
改めて調べてみました。
「交渉や会議などで、事をうまく運ぶために、あらかじめ手を打っておくこと。下工作。」
by goo辞書
「会議や交渉を円滑,有利に運ぶために,非公式の場で合意の形成をはかること。」
by ブリタニカ国際大百科事典
多くの人が組織で働きますが、そんな私たちが自分の意見を会議で提案するときに、あらかじめ関係者から合意を取っておく行動のことを言います。
ちなみに、この文化は昔、村の会議で物事を決めていたときに、参加者の「全会一致」が必要だったという日本の慣習から来ているそうです。
公式の会議で反対意見が出ることはNGとされてきたのですね。
これが転じて、自分が公式な会議で提案や交渉をする際、会議中に反対が出ないように、事前に参加者に了承を得ておくことが暗黙の了解になっているのです。
なんとも日本っぽいですね笑
それでも残る疑問
根回しが何かはわかりました、、、だけど、それって実際に必要なの???と思いませんか?
私は思いました(笑)
「意見をぶつけるために会議があるんじゃないか?」
「反対意見が出ず、みんなが首を縦に振るだけの会議って、怖くないか・・・?」
「裏でやりとりして合意得ておくなんて、なんかズルいし、不透明な部分多くないか・・・。」
といった負のイメージが多かったのです。
個人的に、昔からの慣習って言葉があまり好きではないことも大きかったのかも知れません。。。
(これは完全な偏見です笑)
欧米ではこのような根回しということに対して、驚かれる方も多いそうです。
根回しの文化がないし、必要ではないからです。
オープンに意見をぶつけ合う文化なので、そう思うのでしょう。
過去の私は、欧米スタイルが望ましいんじゃないか??と思っていました。
しかし、根回しの本質を知ったとき、そのイメージは覆りました。
根回しの本質は◯◯◯◯
根回しって何のためにあるのか?
ずばり、相手への“思いやり”です。
とりわけ、利害関係者に対する思いやりなのです。
もし、根回しをせず、反対意見を公式の会議で出すとしたらどうなるでしょうか。
反対された相手は、反対意見という形で否定されることで、多くの人の前で恥をかくことになります。
一方で、事前に相手と話し合い、相手と作り上げた第3案を発表するとしたらどうでしょうか。
自分の意見を伝えたときにも、相手は了承していることなので、特に摩擦は起こりません。
この、相手に恥をかかせないということが、思いやりにあたるということなのです。
もちろん、あなたが会議中に反対意見を言われた立場だとして、別に恥とは思わないという方もいらっしゃると思います。
ただ、日本という文化で生きてきた人にとって、人前で否定されたと感じてしまう方が多いので、それを前提に配慮する必要があるのです。
ましてや、組織で働く上では、役職が高い方や上司や先輩などの顔を潰してしまう行為になりかねません。
だからこそ、会議ではない非公式な場(1対1での会話など)で、事前に交渉し、
お互いが納得するよう、第1案(自分の意見)、第2案(相手の意見)ではない第3案(新しい意見)を作りあげ、了承を得ておくことが大事なのです。
相手の気持ちや状況を思いやった結果、根回しが必要になるとも言えます。
ちなみに、根回しには文化がかなり影響しています。
なぜなら、このような恥をかかせないという思いやりは、相手が日本の文化で生きてきたからこそ通じるからです。
幼いころから、オープンに意見をぶつけ合うことが良しとされている欧米では、会議は意見をぶつけ合う場である!となり、事前の根回しは思いやりとして機能しません。
改めて文化の違いを感じますね。
ちなみに、疑問なのですが、外資系の企業では根回しがないのでしょうか??
>>>知っている方、教えてください!o(^_^)o
根回しが得意な人は信頼される
あなたの周りに根回し上手な方はいますか??
私が同じチームにいる先輩は、かなり根回し上手です。
営業の仕事をしていますが、お客様にサービスを提供する際に、様々なイレギュラーが発生します。
仕事柄よくあります。
その対応のため、部署を越えて協力を得たり、社内の稟議承認を得るなど様々な利害関係者に了承を得るため奔走するのですが、その対応がズバ抜けて得意なのです。
なぜ、得意なのか・・・?
根回しの本質を知ったいま私が思うのは、
先輩が根回しを上手にできる本質も同じだということです。
つまり、根本にあるのは、その先輩の相手を思いやる力や相手の立場を理解する能力が高いということです。
自分の意見に対して、相手が気持ちよくYESを言えるように、言い方を変えたり、見せ方を変えたり、第3案をつくったりできているのです。
Win-Winを実現している先輩をみて、すごいなぁと思いますし、そんな大人になりたいなと思います!
いかがでしたか?
本日はちょっと小難しい話になってしまったかも知れません。。。
ただ、根回しの本質がわかると、捉え方やイメージが変わります。
ぜひ、あなたも根回しにチャレンジして、組織内での信頼性を高めていただけたら嬉しいです!
私もがんばります!
では、また次回でお会いしましょう〜!^^