連載『地方の兆し』#7「“逆転”発想でPR 茨城の地元紙で見つけた時代の兆し」
こんにちは!
茨城県出身・4年のみやしたです!
今回紹介する兆しは、「逆転発想」。
6月9日の茨城新聞から見つけました。
「“1位宣言”弁当販売 北茨城の旅館 魅力最下位逆手にPR」という見出しです。
以下、リードの一部です。
「逆転の発想で、魅力度1位宣言を―。」茨城県北茨城市平潟町のあんこうの宿まるみつ旅館は、常陸牛と豚肉の「常陸の輝き」、地元のあん肝を使ったご当地弁当の販売を始めた。商品名は文字を上下逆にした「茨城県魅力度ランキング最下位弁当」で、最下位を逆手に取りPRにつなげる。(茨城新聞2022年6月9日)
◎記事の概要
都道府県魅力度ランキング、最下位常駐の茨城県。現状からの“逆転”を目指し、魅力度1位を宣言するお弁当が販売されました。ポスターには、逆さまに印字された、「茨城県魅力度ランキング最下位弁当」。茨城県を代表する食材、常陸牛・豚肉「常陸の輝き」・あん肝を使ったお弁当です。
開発者は、茨城県北茨城市平潟町「あんこうの宿 まるみつ旅館」の武子能久社長。きっかけは、昨年の都道県魅力度ランキング。「今年も茨城が最下位だって…」と寂しそうにこぼす、高校生の次女の姿でした。「子どもたちの思いもあり、観光に携わる茨城人、大人として(開発に)挑戦しました。ふるさとに誇りを持ってほしい」と話します。
私は茨城県が好きです。周りがなんと言おうと、この気持ちは変わりません!都道府県魅力度ランキングが最下位でも、それもアイデンティティだと思っていました。「茨城はこのままで良い」と、現状に満足していたのです。
「地元愛」と言えば聞こえはいいですが、これは一種の諦めでした。記事を読んで、私は挑戦することから逃げていたと痛感しました。私は茨城県が好きです。しかし、これは誇りではありません。他県の人に自慢することはしないし、「魅力度最下位」を見る度に悲しい気持ちにもなります。現状に満足なんかしていないのです。
挑戦を諦める。コロナ禍の生活では、諦めることばかりでした。これからウィズコロナの時代になっても、「仕方がない」と諦めることはまだあると思います。コロナだけじゃありません。環境問題や少子高齢化、不況など、未来への不安は尽きず、またどこかで「仕方がない」と思うこともあるでしょう。しかし、そんな中でも挑戦をしていきたいと思います。その時、逆転の発想は、有益な考え方の一つになると思います!
◎記事全部
「“1位宣言”弁当販売 北茨城の旅館 魅力最下位逆手にPR」
茨城新聞2022年6月9日
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16546844934061
逆転の発想で、魅力度1位宣言を―。茨城県北茨城市平潟町のあんこうの宿まるみつ旅館は、常陸牛と豚肉の「常陸の輝き」、地元のあん肝を使ったご当地弁当の販売を始めた。商品名は文字を上下逆にした「茨城県魅力度ランキング最下位弁当」で、最下位を逆手に取りPRにつなげる。武子能久社長(46)は「茨城を代表する三つの素材を使い、全国に魅力を伝えたい」と力を込める。
使う食材は、武子社長の祖母から受け継ぐ、しょうゆベースのタレで味付けした。あん肝は添えられたゆずこしょうを使うことで、味の変化を楽しめる。食材の組み合わせについて、「肉好きの人に向けてあん肝の良さをPRしたい」(武子社長)という狙いもある。弁当のコシヒカリと漬物も県産品を使用。常温のほか、輸出も見据えて冷凍も取り扱う。
開発のきっかけは、都道府県魅力度ランキングだった。茨城県は過去13回の調査中、11回で最下位となっている。昨年も最下位となり、高校生の次女が「今年も茨城が最下位だって…」と寂しそうにこぼした。武子社長は「子どもたちの思いもあり、観光に携わる茨城人、大人として(開発に)挑戦した。ふるさとに誇りを持ってほしい」と、茨城県を代表する食材を組み合わせ、〝1位宣言〟できる弁当を作った。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大や原発処理水の問題など、旅館業にとって厳しい時代も続くが、「チャンスだと思い、前向きな考えでいると知恵は出る。向かい風を追い風にしていきたい」と語った。
8月までの3カ月限定で、毎月50セットを販売する予定。通常価格は2530円だが、先着100食は1980円で提供。イートインではあん肝吸いもセットとなる。国産牛、豚を使っている上弁当(1540円)も展開する。問い合わせは同旅館(電)0293(46)0569。
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