いつか自分の本にまとめるとしたら
大学~修士課程のときには、自然保護が夢で生態学を勉強していました。シンクタンクに数年つとめてから建築会社に転職し、今はその会社の経営をしています。自然のことばかり考えていた自分が建築会社に入ったきっかけは、阪神淡路大震災。自然だけでなく、まちのことにも大きな関心をもっている自分に気づきました。
2011年の東日本大震災はもうひとつのきっかけとなりました。当時、日本青年会議所の一員として発災直後の被災地に入った経験から、自分が住む神戸の復興ができないのに東北のお役に立つことなどできない、と感じるようになりました。自分が住むまちに貢献できることを探していきついたのが、学びを通して「社会関係資本」を育てるという発想。生まれたのは神戸モトマチ大学でした。
スタッフや会場に恵まれ、神戸モトマチ大学の活動を順調に続けていたある日、神戸の活性化に資する提案をする機会を頂きました。そのときに真っ先に脳裏に浮かんだのが、まちの真ん中の公園「東遊園地」。この公園を普段から賑わう場所へと進化させることが大切だと訴え、、、ている間に自分で社会実験をスタートすることになりました。それが、アーバンピクニックです。2015年に約2週間の短期的な社会実験を2回開催し、2016年~2018年にかけては4~5ヶ月ほどの長期的な社会実験を毎年行いました。
そして、2019年のお正月。
走り回っている間はアウトプットに偏っていて、インプットの機会が乏しくなっていました。そんなある日、久しぶりに本屋さんに行くと地域社会のことを書いている著者の方々のうち、半分ぐらいは知人になっていました。
もしいつか、自分が本を書くとしたらどんな本になるのかな。そんなことを生まれて初めて考えるようになりました。
今の自分には、体系立てて人にお伝えできるようなことは足りないから、本をまだ書き始めることはできません。でもいつか本を書くときには、今の自分が感じていることもきっとエッセンスになるのだろうと思います。
だから、noteでは「いつか自分の本にまとめるとしたら」そこに記したいアイデアや経験を書きためてみたいと思っています。ツイッターは短いし、少なからず読んで下さっている方がいるので、中途半端には書きためにくい。(書いた文章もどんどん流れてしまいますし。)
noteなら(少なくとも今のところ)誰も読んでいないので、将来の読者をちょっと意識して脳内整理しながらも、読まれることにあまり自意識を高めずに書けるかなと期待してます。
願わくば、いつか本にまとめられますように。そのために、今日からはじめるこのテキストが役に立ちますように。そんな感じでスタートします。