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あのときの東京の風景を、わたしは覚えていない。

今日、用事があって東京駅に行き、
食品メーカーで営業をして、東京駅周辺で試食販売をしていた時のことを思い出しました。

富山から上京してきたばかりで、東京のことは全然分からなくて、何かもが新鮮だったあの頃。
仕事の上司から、「せっかくだから帰りに東京駅のスポットライトでも見てこれば」と、
まだ東京の観光スポットを訪れたことのない私に、そんな言葉をかけてくれました。


でも、その時の私は仕事以外の些細な時間を楽しむ余裕がなくて、一秒でも早く家に帰りたい一心でまっすぐ帰宅していました。
だから、あの日々ときは、単調な日々の出来事の一部としてしか記憶に残っていません。
東京駅の風景も全然覚えていなくて、脚が疲れたとか、声出すのが疲れたとか、思い出すのはそんな嫌な思いばかり。

あのときの私に、もう少し周りを見て楽しむ余裕があったら、
もうちょっと記憶への残り方は変わったかもしれないと、今となって気づきます。


”いまの一瞬も大切に生きる”
少しでも美しい人生だったと思いたいから、日々を美しくする努力をしていきたいと思っています。

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