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フランス人の恋愛観が面白い「エミリー、パリに行く」あらすじ&感想

2020年10月にNetflixで配信スタートしたアメリカドラマ、「エミリー、パリに行く(Emily in Paris)」がおもしろすぎて、1シリーズ10話分を一気見してしまいました!
パリの街並みの美しさやオシャレなファッションも魅力的なのですが、
知っているようで知らない『フランス人の恋愛感』がコミカルに描かれていて、そのリアルなフランス人の考え方や文化がとにかく興味深い。
ストーリーもちろんのこと、憧れの街であるパリの人々について知ることができる点が、このドラマの大きな魅力であるように思います。
大まかなあらすじを含め、「エミリー、パリに行く」の見どころについて、この記事でご紹介しようと思います。

※ストーリーが分かってしまうシーンの描写があります。結末については記載していませんが、内容を知りたくない方はご注意ください。


「エミリー、パリに行く」のあらすじ

シカゴのマーケティング会社で働いていたエミリー(リリー・コリンズ)ですが、パリに転勤予定だった同僚が妊娠したことにより、エミリーが代わってパリに移り住むことに。
フランス語は話せない、シカゴには恋人がいるで、パリに行く準備は全くできていなかったエミリーですが、夢の国パリで働くことに胸を膨らませてシカゴを出発します。

フランス語が話せない&アメリカ式を持ち込むエミリーを煙たがる同僚、アメリカ文化とは異なる価値観を持つフランス人たち、恋愛観の違うフランス人男性などに戸惑いながらも、全力で仕事に打ち込みパリ生活を楽しむエミリーの姿が描かれたドラマです。


見どころ1.「フランス人の恋愛観・セックス観」

知っているようで知らない、フランス人のリアルな『恋愛&セックス観』について学べる点が、このドラマのおもしろさ!
妻公認の不倫関係についてや、お盛んなセックス事情。巧みでジェントルマンなフランス人のナンパ術など、
現実的なロマンチストが多くて、自由で、セックス好きで、なんともフランス人っぽい恋愛観が反映されているな、と感じました。


口説いてきた男性に対して、エミリーが「シカゴに彼氏がいるの」と言うと、
「パリにはいないんだね」と返したセリフや、
デート中に大げんかをしているのに、男性は「帰ったらセックスを楽しもうね」とセックスは別物と考えているシーンなんかは、
特に印象に残っています。(笑)
シーンを通して、フランス人像をリアルに感じ取れました。


そして私が思わずクスッと笑ってしまったのは、
「君の唇が好き」とフランス人男性が言って、「あなたの目が好き」とエミリーが言い返し、「君の首が好き」と言ってキスをした後、
「アメリカ人のプッシー(女性の性器)が好き」と男性が言ったシーン。
ロマンチックな流れだったのに、「え??急にソコ??!!」と、ツッコミを入れてしまいそうになりましたが、
性に関してオープンな点も、なんともフランス人らしいのでしょうね。(笑)

仕事の中でも下ネタらしき話題が何度か出てきて、フランス人にとって『性』は人生と切っては切り離せないものなんだな〜と感じました。
※イヤラシイものではなく、”美しいもの”なのでしょう(?)。


見どころ2.「セクシーなイケメンフランス人」

フランス人って、どうしてこんなに色気があるんでしょうか・・・笑
表情や仕草、言葉遣いなどが洗練されていて上品で、でも女性を誘惑するワイルドさがあって、終始キュンキュン
(こんなことされたらもう、イチコロでしょうね!!と思うシーンがたくさん!笑)

このドラマには、画面越しからでも伝わる色気がムンムンしているイケメン俳優がたくさん出てくるんです!
エミリーとの恋の行方が気になる、階下に住むイケメンシェフのガブリエル(ルーカス・ブラボー)を始め、
上司のシルヴィー(フィリッピーヌ・ルロワ=ボーリュー)の不倫相手でありクライアントでもあるダンディーなアントワーヌ(ウィリアム・アバディ)、
クライアントやレストランの店員など、ちょっとした脇役でもカッコイイ!

セクシーでキュートで、胸をトキメかせてくれる男性が、たくさん登場していますよ。


見どころ3.「フランス文化がリアルに描かれている」

「そんな文化があるんだぁ」、「そんな国民性なんだぁ」と思える学びが、物語の所々に散りばめられています。

「1階を地下と数える」と言った豆知識や、「ルールが嫌い」、「ハッピーエンドが嫌い」といった国民性
「朝早く出社してはいけない」、「パーティーや食事の席でビジネスの話をしない」などといった、プライベートの時間を大切にする文化
「困っていても助けない」、「英語を話そうとしない(フランス語に誇りを持っている?)」などとコミカルに皮肉ったフランス人の意地悪さなど、
どこまで真実なのかは分かりませんが、物語を通してリアルなフランスについて知ることができました。

一般的なフランスのイメージは、お洒落で華やかで、良いイメージばかりがあるように思うのですが、
ドラマで描かれているような面も知ることは、とても大切なことだと思います。
フランスについて無知な私には、少し衝撃的でしたが。笑

でも、なにはともわれ、自分スタイルを持っているフランス人はカッコよくって、
結局は、「やはりフランス人って魅力的だなぁ〜」と思ってしまいます。


見どころ3.「エミリーの恋の行方は」

やはり気になるのは、ラブストーリーですよね♡
エミリーの恋の行方からは、目が離せません。
同じアパートの階下にイケメンが住んでいるという、なんとも夢のような設定でラブストーリーは展開され、
階を間違えてドアをノックしたことがきっかけで知り合ったガブリエルと距離が近づいていき、いつしか惹かれるようになっていきます。
両思いかと思われた恋ですが、パリで友達になったカミーユ(カミーユ・ラザ)の彼氏がガブリエルであることが判明し、恋はここで一度ストップ。
友情を壊したくなくて、自分の気持ちを必死で抑えようとする切ない恋心。
そして、エミリーに惹かれていく自分の気持ちとの葛藤に苦しむガブリエル。
諦めるのか。または、エミリーに他の恋人ができるのか。二人がくっつくのか。二人の恋に注目されます。

有名デザイナーや友人の兄弟、金持ちクライアントなどのイケメンとの恋も次々に生まれるので、
パリでの恋多きエミリーの恋愛模様も楽しめますよ。

情熱的で、熱しやすく冷めやすい、フランス人の恋の特性も描かれています。


見どころ4.「高級ブランドのマーケティング戦略」

「@Emily in Paris」のアカウントで始めたInstagramのフォロワーが増えて行く過程も見どころの一つ。
始めは40人ほどだったフォロワーが、パリでのお洒落な街並みやスイーツの投稿、ユーザーが思わず共感したくなるくコピーの投稿等によって次第にフォロワー数は伸び、数万人に。

マーケティング会社の仕事でもエミリーは腕を振るい、
性についての議題を取り上げInstagramでアンケートを行ったり、公園にベッドを置いた動画の投稿で注目を集めたりと、
エミリーが考える斬新で話題性のあるマーケティング戦略は、見ていて勉強になります。

上司であるシルヴィーとの関係をうまく築けず、たまに嫌がらせをされて苦戦しながらも諦めず、
持ち前のチャーミングさとポジティブさと、持ち前の発想力と行動力を武器に、次々にマーケティングを成功させていく姿に励まされます。
ピンチをチャンスに変えるって正にこういうことだな!と、仕事に対しても前向きになれるドラマです。


見どころ5. 「パリのお洒落な街並みとファッション」

「セックス・アンド・ザ・シティ」を手掛けたのダーレン・スターが製作していることもあってか、
映像がとにかくお洒落で綺麗で、パリの世界観に引き込まれてしまいます。

やはりパリって、絵になりますよね。笑
バレエ会場、運河とヨット、エッフェル塔などのパリらしい風景はもちろんのこと、
クロワッサンや、お花、車だけでもお洒落ですし、近所に普通にあるかと思われるカフェやレストランも、とにかくお洒落!!
「パリに住んだらこんな生活を送れるのかなぁ〜」と、妄想の世界を楽しむことができました。

エミリーが着こなすファッションも個性的で可愛くて、まるでファッションショーを見ているかのよう。
エミリー演じるリリー・コリンズが綺麗すぎますしね。
スタイルもいいし、肌は透き通るような白で、お人形さんみたい。リリー・コリンズの美しさにも見とれてしまいました。


「エミリー、パリに行く(Emily in Paris)」、ぜひチェックしてください。

映像だけでも綺麗で楽しめる作品ですが、フランスの街並みだけじゃなくてフランスの文化についてもたくさん楽しめる作品です。
恋も仕事も頑張ろうと前向きになれるNetflixドラマ「エミリー、パリに行く(Emily in Paris)」、
オススメドラマなので、ぜひチェックしてみてください!


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