本音を言えたら、心が通じ合うキャッチボールができた。

「元気？」と聞かれたら「元気だよ」と。
「今日はどうだった？」と聞かれたら「別に」と。

いつの間にか、自分のことを話すのが苦手になってしまった。

特に話したいことがないときはそれでもいいけど、
心がなんとなくモヤモヤしていて、誰かに悩みを聞いて欲しいときにでも、
そのクセが出てしまいそうになる。

今日、どうしてもモヤモヤしていることがあって、
お母さんとの電話のときに、そのモヤモヤを言ってみた。

望むような反応をしてくれなかったら、余計にモヤモヤしてしまうで嫌だなと思っていたけれど、
それは、私の思い込みだったみたい。

本音を言えたら、それだけ心が通じ合うキャッチボールができた。

分かり合えたほうが幸せなはずなのに、
どうして私は、自分のことを話さなくなってしまったんだろう。

もっと大切にすべき時間を無駄にしてきてしまったように思えて、
電話を切ったあとで、なぜか涙が溢れてきました。

自分のどうにでもいい日常にも興味を持ってくれる家族の存在を、
もっと近くに感じられるようにしたい。