極上のBGMのような語りができるようになりたいな~ナレーション持論
テレビ番組のナレーション、いつの頃からか「煽る・立てまくる」ようになりました。私も相当やってきております^^;
M1グランプリは感情溢れまくりですが、あれがあるから「落ち着いた語り」「たったひと言」がいい感じで伝えられるようになります。思いっきり開いた心といいますか、そういうのが必要なんですね。
一度「やり過ぎ」てから落とし込んでいく、ということなんですが、感情を爆発させてから「普通のナレーション」をしてみると、感情の余韻が良い具合に出てくるのです。
一般の方でも一度やってみてはどうでしょうか。読み聞かせをする場合、お子さんがいない時に「思いっきり感情を乗せたり、爆発させてみたり、無茶な感情読み」をやってみて、その直後に普通に読んでみると・・・
ほら、なんか「ええ感じで読めたんちゃうん?」と思ったら、それが大事なポイントです。そこで「いい感じ」を体感することがとても重要なんですね。
「極上のBGMのような語り」は、「上手く読もう・語りたい」とあれこれやってきて、いよいよ「どんなナレーション・語り」をイメージするのか、という私のテーマです。
映像が導く、その誘いを感じ取りながら、「語る」のではなく「音」として「どんなBGM・・・BGVと言っていいかな・・・が奏でられるか」です。その結果「意味も伝えられる」「情緒を共有できる」ようになりたいな。今後の、ナレーターとしておそらくは最終コーナーを回った私の大きなテーマです。