知らないことには何も始まらない

現代の資本主義システムを紐解き、世の中のしくみや構造を知ろうとすると、どうしても宗教や思想、哲学、スピリチュアルなことも学ばないと先へ進めなくなってきます。今の社会の表層に現れているお金の問題、経済の問題、政治の問題などというのは、本当に浅瀬のお話にすぎず、その部分だけを見て左脳的に論理的に処理しようとするだけでは限界がありますからね。マスコミは個々の表層の部分だけを騒ぎ立て、本質からは目を背けさせようとするので、情報の取り扱いには十分に気をつける必要があると感じます。

私自身、様々な本を読んだり様々なセミナーに行ったり様々なヒーリングを学んだりしてきていますが、このnoteにはあえて具体的なものについては触れてきませんでした（一部を除く）。ごく親しいリアルな知り合いでこういった話がわかりそうな方のみに情報共有するのみだったんですね。やはりオンライン上で誰が見ているかわからないところに書くのは憚られるようなこともあったりして、なんとなく濁して書いていました。ただ、一人で学んでいくのには限界があり、考えの偏りも生じますし、時間がかかりすぎるということがあったので、昨日のこの世のしくみを共に学びませんかという記事で仲間を募集してみたわけです（笑）。大事なことほどオフラインでの情報共有が中心になっていくと思うので、オフ会や勉強会的なものは（現時点では）定期的に開催するつもりでいます。気が変わる可能性もありますけどね。

以前にも書きましたが、世の中でよく言われている「知識ばかりあっても仕方ない」的な論は、半分はそうですが半分は違うと思っています。洗脳＆操作されたニセ情報や知識を集めて得意げになったり、ただひけらかすだけでは確かに仕方がないと思いますが、思考停止や無知というのもそれはそれで問題です。スピリチュアル系でよく言われている「ありのままでいい」とか「光だけに意識を向けましょう」とかっていうのも、それはそうなんですけど、信じ込みすぎると知らず知らずのうちに闇の勢力に加担していることがあったりするので、100％入り込みすぎずに客観的に俯瞰する視点はいつも持っていたいと思っています。この世のしくみや構造を理解した上で、じゃあどう生きるかというのが大事なのであって、何も知ろうとせず現実を直視せずに、耳触りの良い言葉だけを集めたり、手っ取り早くビジネスにすることだけを考えたりするのはどうなんだろう、という思いは常にあります。

世の中のことを知れば知るほど、絶望したり、「うわー」と思ったり（笑）、知らなければどんなに楽だったか…と思うこともたくさん出てきます。それでもやっぱり、知らないことには何も始まらないだろう、と思ってしまいますし、ついつい自然と情報収集をしてしまうものです。みんながみんなそうしろと言うことではなく、自分自身がそういう性質なのだと思います。魂の目的や役割というものがあるとすれば、私にとっては世の中の構造やしくみを知るために情報や知識を身につけることが、その一つの過程に組み込まれているということなのだと思いますね。

もとはと言えば、私もサービスを始めるか！と思って身の周りのビジネス手法ややり方を調査し→資本主義システムをもっとよく知ろうとして情報収集し→世の中の構造やしくみを知るためには莫大な知識・情報が必要だと改めて気づき→仲間を募集してみた、という流れがあるわけですが、これも必然の流れなのでしょうね。考えてないで何でもかんでもまず始めろ、行動せよ、というメッセージも、世の中のしくみや構造に目を向けさせないための策略なのかもしれないとまで思うようになりました（笑）。何事にも疑問を持ち、あれこれ調べたり情報収集してみたりするのは、本当に手間も時間もかかりますし面倒くさいことです。それでも、知らない（知ろうとしない）ことには何も始まらないですし、知ろうとしない方が多いからこそ成り立つこの支配システムなんだな、ということを日々痛感しています。

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