「お金・異性・お酒」の誘惑に負けない強い心を育む
政界、芸能界、スポーツ界と、至る所でセクハラ、女性問題、パワハラ問題、アルコール問題などが噴出中の今日この頃。「お金・異性・お酒(薬物)」のいずれかのスキャンダルで失脚させられる著名人はとても多いと思います。いや、ほとんどと言ってもいいくらいです。だいたいの人が上記の誘惑に勝てず、偶然か陰謀か、スキャンダルが発覚し、失脚していきますよね。一般人であっても、一般人だからこそそういったトラップがしかけられなかったり、週刊誌に追われたりしないだけであって、同じような状況になったら同じように引っかかってしまうものなのだろうなと思います。
そう考えると、人間と言うのはとても欲深く、弱い生き物だなと感じます。では「強さ」って何だろう?と問うてみると、お金、異性、お酒・薬物・ギャンブル(依存的なもの)の誘惑にも負けない人というのは、精神的に強いと言えるのではないかと思います。どんな誘惑にも負けないと自信を持って言える人がいたら大したものだなと感じます。私自身はかなり屈しない方だと思うけれども、お金にめちゃくちゃ困っているときに大金詰まれたら…とか、三浦春馬や 菅田将暉に口説かれたら…とか思うと、ちょっと自信ないですね(笑)。それでも最近は世の中についての理解も深まってきたし、価値観も変わってきたので跳ねのけられる自信は徐々についてきています。
お金にしても異性にしてもお酒にしても、根底には「愛」の問題があるんだなぁと思ったりもします。あまりに貧しいと心の幸福感も得られにくくなりますが、ある程度の衣食住が満たされて、その余剰のお金が自分の幸不幸にはあまり影響しないと感じますし、それより周囲との人間関係といった心の在り方の方が大事です。異性問題も大切なパートナーと深い愛を築けていれば、性的関係を満たすことだけの相手を求めることもなくなるはずです。お酒などの依存症は、自らの孤独感や劣等感といった心の闇からの逃避的な側面が強いので、そこにもやはり愛の問題があるでしょう。いずれも愛への渇望感の裏返しとして現れた欲望であり、依存症であると言えるのではないでしょうか。
資本主義自体が愛からかけ離れるように、かけ離れるように設計されているシステムなので、どんどん欲望が膨らみ、家族や周囲の人との絆が希薄になり、人々が精神的に荒んでいくようになっています。「お金・異性・お酒」問題というのは、そういった荒んだ心が現実世界にわかりやすく現れたようなもので、根本的な人々の心の在り方という観点から社会を見直さない限り、なかなか解決が難しいことだと感じます。そして、具体的に挙げられる根本問題として、幼少期の子育てや性教育の誤りがあると思っています。
依存症問題については、世の中にコーヒーショップや居酒屋がたくさんあること、心療内科や精神科にかかる人が増え続けていることを見てもわかるように、依存させることが一つの産業になっているという側面があります。ギャンブルもそうですね。依存してくれる人がいるからこそ金儲けになるということ。構造的になくなったら困る人がいるというのも、依存症が多い一つの理由かもしれません。それでも結局のところ心の問題なので、自分の内面を見つめて、孤独感や劣等感、愛への渇望など、見たくないものと向き合っていくこと以外に解決策はないような気がします。
人との競争に勝つとか、相手をパワーで打ち負かすといったことが本当の意味で「強い」ということなのではなく、己の孤独感や愛への渇望感と向き合って深く内面を見つめていって、愛や良心を育んでいくこと、そして「お金・異性・お酒」などの誘惑にも屈せず、誠実に生きていくというのが本当に「強い」人ということなのではないでしょうか。そして相手に勝つことを考えるのではなく、弱い人の立場に立って守れるような人が本当に強いのだと思います。人のことを責める前に、まず自分が自信を持ってそう言えるようになるように、日々内面を見つめていこうと思います。
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