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素晴らしかったレコード大賞の感想と今夜の紅白過剰考察2024

レコード大賞最初から最後まで観ましたがとても良かったですね。
レコード大賞といえば過去の映像がよく出てくるのですが、今年は大賞受賞者発表の前にまとめて流していたので、番組全体の流れとしても観やすかったです。

また来年は紅白に出場して欲しい歌手も沢山いましたし、素晴らしいパフォーマンスが多かったです。特にFRUITS ZIPPERや超ときめき宣伝部などのアイドルグループはもちろん、辰巳ゆうとなどの新しい世代の演歌歌手勢の台頭にも期待しています。

そして去年紅白に出場していた新しい学校のリーダーズ、NewJeans、miletらや歴代の紅白出場者の五木ひろし、浜崎あゆみ、LiSAらも大変素晴らしかったですね。

ちなみに今年の紅白はレコ大で歌唱した楽曲を披露する紅白歌手がほとんどです。こんなに重なるのはここ何年かではとても珍しいですね。違う歌を披露するのはTOMORROW X TOGETHERと GLAYぐらいですかね。

話は変わりますが、先日放送されたTOKYO MX「堀潤激論サミット」では『「紅白歌合戦」は必要?国民的番組のあり方を考える』という内容で、街頭インタビューから視聴者が感じる紅白歌合戦の課題点を挙げていました。

これらの課題点を踏まえた上で、本日発表された紅白歌合戦のタイムテーブルを見てみましょう。

男女対抗の意義というものはほとんど無いですね。それでも紅白歌合戦という名称に変わる相応しい名称も見当たらず、とりあえず伝統を継承しているということでしょう。

放送時間が長いというのは、現在ではどの放送局も当たり前のように長時間の音楽特番をやっていますが。ただ紅白に至っては、それぞれ観たい世代の歌手の登場する時間帯がバラバラにされているというのが大きな問題だと思います。例えば演歌が好きな人にとったら、19時台の天童よしみから23時台の石川さゆりまで4時間以上あります。これではリアルタイムでの視聴率アップには繋がらないと思いますね。放送時間が長いと感じないよう、高齢者向けの第一部、若者向けの第二部にするのが良いように思います。

紅白歌手選考基準の不明確さも、紅白視聴への大きな妨げになっています。ここはやはり各芸能事務所の影響力やNHKの力学の検証が必要でしょう。福山雅治と星野源のアミューズ枠など固定ベテラン歌手の存在は本当に今後の紅白にも必要不可欠なものなのか。

最後にコンテンツの質といえば、けん玉企画やドミノ企画。毎年当たり前になってしまったディズニーメドレーなど、本当に必要なのか?また他局とは違う紅白ならではの企画・演出とは?

長きに渡って国民的行事として君臨しながら、未だに多くの問題を抱え、迷走しているようにも見える番組として紅白歌合戦を超える番組は存在しません。

それでも紅白に出場すれば、当日どんなパフォーマンスを披露しようが紅白歌手という肩書きが付きます。お笑い賞レースのようなシビアな採点が無い紅白歌合戦。かたや1万組以上のエントリーを勝ち抜き、ファイナリストになっても当日のパフォーマンスのウケがその後に大きく影響してしまうM-1グランプリ。

歌合戦と名が付く以上、私個人としては甘い気持ちで観る気は一切ありません。全力で番組を楽しみながら、全力で紅白歌手楽曲を採点する気満々です。明日以降に投稿するであろう紅白歌手楽曲採点2024をお楽しみに!

それにしてもレコード大賞のビッグバンドの生演奏はとても最高ですね。リマスター版の1971年の紅白歌合戦の生演奏も最高でした。司会との掛け合いも含めて全体的にジャズでしたね。「うたコン」も毎回良いですし、本当に必要なのはビッグバンドの生演奏なのかもしれません。

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