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この本を読んで子育てと保育士の働き方の改革に活かせるって思ったので感想を書きます
読了#脳を最適化すれば能力は2倍になる 精神科医 樺沢紫苑著(文響社)
私の仕事は保育園を運営することです。
日頃から「0歳からの脳育てが大切ですよ」と保護者に伝えているので、
「脳を最適化」というキーワードに惹かれて読んでみることにしました。
同時に、
保育スタッフさん達(保育士、保育補助、看護師、調理員、事務員、管理栄養士等)が、働きやすい職場にするのも私の仕事です。
この本を読み進めるうちに、
「能力を2倍になる」
と書いてるので、もしこれが、スタッフ全員が脳を最適化すれば
これって能力の掛け合わせで、何倍になるんだろう???
と、勝手にワクワク妄想をしました。
なので、
脳内物質を理解し、バランス良くどばーーーーっと分泌させる仕組みと環境を準備していきたいと考えました。
スタッフ達が幸せに自分らしくイキイキと働ける環境を作っていきたいですね。
本の目次はこんな感じです。
本書目次
序章 あなたの働き方はあなたの脳が決めている
1.ドーパミン仕事術
幸福物質を自在に操り、モチベーションを上げまくれ!
2.ノルアドレナリン仕事術
「恐怖」と「プレッシャー」で仕事効率を上げろ!
3.アドレナリン仕事術
「怒り」と「興奮」を味方に変える
4.セロトニン仕事術
「癒やし物質」で、朝仕事の効率化と気分転換
5.メラトニン仕事術
「睡眠物質」で完全リフレッシュ
6.アセチルコリン仕事術
「認知機能」と「ひらめき」を高める方法
7.エンドルフィン仕事術
「脳内麻薬」を味方に付ける究極の仕事術
さいごに
参考文献
えっと~(汗)
目次を開いた瞬間、
アドレナリンは分かるけど、ノルアドレナリンとかあせちるこりん
って何でしょう?笑 難しいかも~。
と、思いました。
が、しかし!
読み進めてみると、言葉も平易で読みやすく、図もあるし、
なんならアニメの「新世紀エヴァンゲリオン」に出てくる登場人物を脳内物質の例えに出して説明しています。
「北斗の拳仕事術」というのも面白かったですね。
樺沢先生らしい表現です。
(樺沢先生のキャラ好きですね~。勝手に私の推しです笑笑)
保育士の課題と活かせる脳内物質
保育士はこども達と一緒に歌ったり踊ったりしているイメージがあるでしょう。
ところが、
現場ではプロの保育士として多くのこどもを保育したり、
危険が無いように神経を研ぎ澄ましていたりと体力的にも精神的にも
過酷なお仕事です。
中には、
人手が足りなかったり、教育が行き渡っていなくて
不適切な保育をしてしまう保育士がいるとニュースで流れています。
脳内物質を知り、仕事の精度と速度を上げる方法で切り抜けていきたいですね。
1.記録の書類が多い
保育士の業務はこどもの保育をしている時間だけでなく、
膨大な書類記録業務があります。
こどもの成長や各行事の
「計画」「実行」「反省」「改善」(PDCA)を記録する必要があるのです。
保育士の採用面接をしていると、
「いや~~書類は苦手で、出来れば無いと嬉しいです」と、
苦手だということ言われることが多々あります。
そんな苦手な業務を楽しんで工夫しながらサクサクと進めたら、
どれだけ幸せでしょう。
そんな時に必要な脳内物質は
モチベーションの向上に強いドーパミンと、短期集中のノルアドレナリンを使いすぎないこと、朝に強いセロトニンかなと思いました。
ドーパミンを分泌させステップステップ(本書48p.)
本書ではドーパミンをどばーーっと分泌させる7つのステップというのが紹介されています。(本を読んでみてね♡)
保育士の書類作成業務には、
ステップ④楽しみながら実行する
というのが足りていないと気がつきました。
こども達の未来を考えながら、
書類作成の計画段階で「楽しんでいる姿」を想像し、
実行する時に「失敗しないようにしよう」と思うのではなく、
「楽しみながら」実行し、楽しさをしっかりと味わえるような環境を作らないといけないなと思いました。
次に、
「つらい」を「楽しい」にリフレーミングする方法も書かれているので、
これも取り入れていくことでモチベーションを向上していきたいですね。
休み方を工夫してノルアドレナリンをコントロール(本書129p.)
ノルアドレナリンは「恐怖」と「不快」と「叱られること」で分泌され、
仕事の作業が捗るそうです。
が、しかし
この状態が続くと鬱状態になると書かれています。
あ~~、そうなんだ。
やはり人って、頑張れっあなたなら出来るよって長く圧をかけられるといけないのね。
人手が足りないと、「ごめんなさい、この書類も書いてね」と、
それを強いる結果になることがあるよね。
気をつけないといけないと思いました。
「朝のゴールデンタイム」に仕事を3倍効率化(本書180p.)
保育士は朝出勤をすると直ぐに保育に入る人が多いです。
すると書類の業務は、
こどもがお昼寝している間になります。
お散歩も行って、ご飯も食べて、
こどもを寝かせながら自分も心を落ち着かせているので
実はかなり眠いです。笑
本書を読んで思いついたのは、
シフトの組み方を変えて、
書類業務を朝出勤直後に取りかかれるタイムスケジュールを組んでみたいと思いました。
なんでもチャレンジですね。
2.保育士だってにんげんだもの イライラする
保育士には癒やしをもたらすセロトニンが必要ですね~~。
日々の業務が過多になったり、仕事やプライベートでストレスと感じると、
全てこども達に伝わります。
保育士の心が穏やかで笑顔いっぱいにこども達と接していると、
園児たちも笑顔いっぱいのこどもに育つのです。
気持ちを穏やかに、癒やされることって大切ですね。
感動の涙がセロトニンを活性化(本書208p.)
感動の涙をスタッフ同士で共有し合いたいと思いました。
セロトニンがどばーーーっと分泌されるそうです。
スタッフ全員で、こどもの成長と保育士としての成長を味わい、
みんなで心穏やかに過ごしたいです
さいごに
まだまだ気づきはたくさんあり、メモを取りながら読了したこの本。
やはり脳内物質をしっかりと学んで、
楽しく効果的に仕事をやっていきたいと思いました。
多くの人に読んで欲しいです。
いつでも皆さんの応援をしています。♡
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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