部課長の仕事とは何か? 14 Y.MURAYAMA|mgmt,HRM 2023年10月2日 23:41 本noteは、「超訳ドラッカーの言葉」(2022)で紹介されているドラッカーの言葉のうち、部課長の仕事に関連するものの一部を引用したものです。 恣意的に引用している影響はありますが、部課長の仕事の大半はコミュニケーションと仕組みづくりであることがわかります。マネジメントは「部下を管理すること」ではなく「組織で成果をあげること」です。組織で成果をあげるために基本的な仕事は5つあります。次の5つを中心に仕事を組み立て、さらに成果を上げていきましょう。1.組織があげるべき目標を設定する。2.成果をあげる体制を作る。3.人と人が力を合わせる状態を築き上げる。4.部下に仕事の良し悪しをフィードバックする。5.まず自分が成長し、部下を育てる。出所「マネジメント」「仕事ができない部下に我慢ならない」「上司らしくない上司に腹が立つ」「役職にあぐらをかいている役員にあきれる」。やるせない気持ちをこぼしても成果はあがりません。自分で自分を「成果をあげる存在」にできるのは、自分だけです。人から信頼され、人の協力を得るには、最高の成果をあげていくしかありません。 人がどうであっても、あなたはあなたらしく、たとえ100点でなくても100%の力を出し切りましょう。出所「非営利組織の経営」コミュニケーションが成り立つのは、「自分の言ったことを相手が理解したとき」です。また、「相手の言ったことを自分が理解したとき」です。大事なことは、「自分がうまく伝えること」ではなく「相手が正しく理解すること」です。聞き手に伝わることが、話し手のすべてです。 「どうやってうまく伝えるか」ではなく「どうすれば正しく理解してもらえるか」を考えてコミュニケーションしましょう。出所「マネジメント」あなたがその人に伝えようとすることが、その人の求めていること、その人の望んでいること、その人の知りたいことと合致しなければ、その人はあなたを警戒し、あなたを拒否します。コミュニケーションは始まりません。 あなたがその人に伝えようとすることが、その人の求めていること、その人の望んでいること、その人の知りたいことと合致すれば、その人はあなたに安心し、あなたを受け入れます。コミュニケーションは始まります。 「自分を理解してもらうこと」よりも「相手を理解すること」を優先しましょう。出所「マネジメント」部課長は、「経営層の意向を汲んで組織で成果をあげる責任を担う人」です。あなたの仕事は、「上の言葉を下に中継すること」ではなく「上の意思を翻訳すること」です。あなたの翻訳の良し悪しが、部下の仕事ぶりの良し悪しを左右します。そして、組織の成果を決定づけます。「自分の評価のため」ではなく、「組織の成果のため」に立つ時、あなたの部下は、本来持つ力を発揮してくれます。 あなたは組織の要です。あなたはコミュニケーターです。「中継者」ではなく「翻訳家」として、組織で成果をあげる責任を遂行していきましょう。出所「マネジメント」ほとんどの人が、自分でやっている仕事の範囲の中で物事を考えています。「あげるべき成果」ではなく「自分の仕事」に焦点を合わせています。さらに、「会社は自分にどんな手助けをしてくれるのか」「上司は自分に何をしてくれるのか」といったことが気になります。これでは、「うまくこなすこと」はできても「成果をあげること」はできません。 あげるべき成果を明らかにし、仕事の内容とやり方を見直しましょう。出所「経営者の条件」管理職のあなたは、組織を前に進める責任をもっています。何かを捨てないと前に進めません。 管理職の責任をまっとうするために、昨日を捨てましょう。出所「経営者の条件」最後までお読みいただきありがとうございました。(参考)山下淳一郎「超訳ドラッカーの言葉」(2022)同友館 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! 最後までお読みいただき感謝致します。よろしければ、サポートいただけると嬉しく思います。いただいたサポートは、よりお役に立てる記事を書くための取材費に活用させていただきます。 チップで応援する #コミュニケーション #ドラッカー #仕組みづくり #部課長 #部署長 14