#8 ナムルって便利なのね 【村人Bのごはん日記】
1人で自立した暮らしをしている村人に欠かせないのは
すぐに食べられる常備菜である
私は韓国料理がとても好きなので
定期的にナムルを作る
にんじん
ほうれん草
もやし
普段はこのまま食べてもご飯のお供にはならないが
ナムルにすると、途端にご飯との相性が抜群になる
特に、小さいスキレットのフライパンを買ってから
私はよくビビンバを食べるようになった
石焼風に焼いておこげを作ることができるし
何より、見栄えが良くなるのだ
ご飯を美味しく感じる一つの工程には
盛り付けも肝心である
鶏ひき肉で簡単な肉味噌を作り
冷蔵庫に待機しているナムルを乗せる
また、その時の冷蔵庫に入ってるもので
好きな具材を追加して乗せる
かなりの省エネで
見て美味しい、食べて美味しをを作ることができるのだ
流行り病が出る前は
ほぼ毎日のように村(自宅)から町(職場)まで出稼ぎに行っていたため
お昼ご飯は適当に購入したものが多かったし
家からたまに持っていく弁当も
とりあえず適当に詰めたものを持っていっていた
突然の村から出られなかなった時
どうせ自分しか食べないし、誰にも見られないし
と、かなり投げやりなご飯を食べる日々が続いたある日
私は自分の機嫌が悪いことに気がついたのだ
原因は良くわからなかったのだが
村から出られない今
自分の機嫌は、自分で取るしかない
そこから私は
自分のご機嫌を取るための研究を始めたのだ
だから私は、今日も明日も明後日も
自分のご機嫌を取るために
美味しいご飯を見つけようではないか
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