『舞台 呪術廻戦 京都姉妹校交流戦編/起首雷同編』 を見た

さて、12月中旬に東京に行って芝居を見まくってきたのですが、あんよ、柿と続き最後は呪術廻戦。
会場は銀河劇場。
2.5次元を見るのはこれが三回目。
一回目は同じく呪術廻戦。二回目はチェンソーマン。
演劇という娯楽・芸術を楽しむ人口を増やしてくれた2.5次元作品。感謝。
今回はアニメで言うと1期後半のクールを舞台化したもので、京都組や九相図兄弟が登場するわけですね。
個人的に今回の方が前作より好きでした。
前作は。話の特性上、キャラクター紹介やそれに伴う歌パートの多さがあり、何となく呪術廻戦大好きマンの自分からすると、のっぺりしてたなという印象があったんですが、今回はその歌と芝居のバランスが絶妙で、特に後述する、東堂周りの演出が良かったです。
ストーリーについては、原作を読んでください。
舞台は八百屋舞台のような構造で、坂道を活かした殺陣が印象的でした。
自分が見た回は三輪ちゃん役の竹内さんが体調不良のため、急遽、セリフは小林顕作さんが裏から、アクションシーンは加藤さんが演じるという形になったイレギュラーな回になったんですが、何とか上演にありつけたのは素晴らしいなと思います。
一点この件で惜しいのは、開演前にはこの件について、特別触れていなかったのは、制作としてうーんとなりました。事前に知っていたから自分はそういうものと思って見られましたが、その情報を知らない人からすると、意味がわからないシーンが多々ありました。前回のじゅじゅステの時も感じたんですが、うっすら運営の配慮が回りきってないなという瞬間があって、勿体ないと感じています。頑張れネルケプランニング。
さて、作品の中身に戻ると、話のテンポ感が良く、今回は見やすかったです。
特に良かったなと思うのは不義遊義の表現ですね。手を叩くと、物理的に入れ替わるんですけど、花御との戦闘が盛り上がるとこで、ミュージカル調に入れ替わりをコミカルに表現していたのが、好きでした。
ここは、ガチ入れ替えしてるとテンポ感悪くなるので、いっその事、ネタに振り切っちゃうのは東堂らしいし、めちゃくちゃ面白かったです。
アニメの実写って、演劇しかり、映画しかり、賛否があるかと思うんですけど、少なくとも演劇に関しては、僕は結構好きかもしれません。
持論ですが、実写化を受け付けない要因の一つに、ヴィジュアルだとは思うんですけど、映画だと、接写で見える俳優と実際のキャラクターとのズレがあったり、能力モノの再現がどうしてもチープになったりすることがあるんですけど、演劇はアナログが故に許せちゃうと言いますか、別の楽しみ方がしやすいなと思います。
1個の作品が媒体を変えて表現される上で、この楽しみ方の変化や補完ができる関係性が見えてくると、娯楽の幅は広がるかもしれませんね。

話が逸れてしまいましたが、呪術廻戦、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。次は懐玉・玉折、渋谷事変ですね。楽しみです。

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