村岡勇輔

福岡で演劇してます、役者とか演出とか制作とか諸々。 ギムレットには早すぎる(ギムはや) 非・売れ線系ビーナス(非売れ)

村岡勇輔

福岡で演劇してます、役者とか演出とか制作とか諸々。 ギムレットには早すぎる(ギムはや) 非・売れ線系ビーナス(非売れ)

最近の記事

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を見た

ようこそ。 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を見てきましたので感想を。 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』 (原題:Joker: Folie à Deux) 監督:トッド・フィリップス 脚本:スコット・シルヴァー、トッド・フィリップス 賛否巻き起こる本作。 私はどちらかというと「賛」です。 でも、「否」の気持ちもものすごくわかる。 演劇や映画も食事も基本的になんでも美味しく摂取できるタイプなので、 「否」になる作品はそんなに無いのですが、ちょっと奥歯に詰まった要素を先に上げ

    • サンコウマデニ:ミルガワ『石のある、うちの庭』『金魚も夢を見る』

      はじめに ようこそ。 これまでも何度か演劇の感想を投稿してきました。 作品鑑賞後の自分の考えをまとめるために、取り組んできましたが、少々目的を変えて。 最近でこそ、記録映像やアーカイブ配信などで、演劇作品が後世に残る可能性がグンと上がっていますが、ソコにいる人に向けて作られることが原則にある演劇において、劇場で鑑賞した人の言葉が、その作品や劇団、カンパニーの評価や分析に繋がるのかなと思いました。 そこで、僕、村岡勇輔の感想を一種の参考文献にするべく、SNSや観劇後のアンケー

      • 『舞台 呪術廻戦 京都姉妹校交流戦編/起首雷同編』 を見た

        さて、12月中旬に東京に行って芝居を見まくってきたのですが、あんよ、柿と続き最後は呪術廻戦。 会場は銀河劇場。 2.5次元を見るのはこれが三回目。 一回目は同じく呪術廻戦。二回目はチェンソーマン。 演劇という娯楽・芸術を楽しむ人口を増やしてくれた2.5次元作品。感謝。 今回はアニメで言うと1期後半のクールを舞台化したもので、京都組や九相図兄弟が登場するわけですね。 個人的に今回の方が前作より好きでした。 前作は。話の特性上、キャラクター紹介やそれに伴う歌パートの多さがあり、何

        • 柿喰う客『肉食獣』を観た

          出演 原田理央 牧田哲也 長尾友里花 加藤ひろたか 福井夏 田中穂先 12/16(土) あんよはじょうず。を新宿で観劇後、その足で下北沢はスズナリへ 行き慣れた町。行き慣れた劇場。 愛してやまない劇団「柿喰う客」の新作公演『肉食獣』を見てきました。 今回の東京観光のメインイベントパート2。 1年ぶりの柿喰う客で、気合いを十分に。  狭く、急勾配なスズナリの入口の階段を通り、受付へ。 舞台は素舞台。あるのはむき出しのSSのみ。 これぞ柿という感じでワクワクしながら、開演を待っ

          あんよはじょうず。『なるべく強く踏みつけて、』を観た

          出演 金子清文 亀田梨紗 我修院達子(ゴキブリコンビナート) 吉田多希(鬼の居ぬ間に) シミズアスナ 尾﨑優人(優しい劇団) 真辺彩加 新川眞白 谷川大吾(avenir'e) 塚越華(まぼろしのくに) 玉城栄琉(ギムレットには早すぎる) ────────────────────── 高橋里帆(ぼすびっち) 杉山しおん 高畑亜実 (以上三名、あんよはじょうず 。) 場所は東京は新宿、新宿村LIVE。 新宿駅から15分強歩いた場所にある劇場。 元々、気になっていた劇団ではありま

          あんよはじょうず。『なるべく強く踏みつけて、』を観た

          『どくどくドクドク独りのシ』を観た

          長崎は樺島に在住のアーティスト、加藤笑平さんの企画『どくどくドクドク独りのシ』を観て来ました。 樺島は長崎市内から車で40分くらいの距離にある町で、福岡からだとおよそ2時間半の道のり 遠いな〜と思っていましたが、樺島までの道中は開放感があり、楽しくドライブ出来ました 今回の1番の目的は柿喰う客の玉置玲央さんが出演する『いまさらキスシーン』をこの目に抑える事でしたが、樺島が近づくにつれ、このような町まで来るお客さんはどんな人なんだろうと見に来る他の方への興味が強まりました。 実

          『どくどくドクドク独りのシ』を観た

          14+『トピカペニア』

          8/7(月)19:00 ぽんプラザホールにて14+の『トピカペニア』を見てきました 14+の作品は、大学1年生の冬に『マンシューまで15分』を見て以降、ハマっております 以下感想 恐らく、宗教二世のことを取り扱った作品。これまで見た、このテーマを取り扱った作品や世間のイメージと違って、子である澪(佐藤柚葉さん)と観劇者にとって、親が憎みきれない存在で描かれていたのが、リアリティを感じた 身内を憎みきることは難しいですよね このテーマに気づいた時、この作品を韓国・釜山で上演す

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