最近の裏金問題と徳川政治
「白河の清きに魚も棲みかねてもとの濁りの田沼恋しき」
意味は「白河の水はきれいすぎて、かえって魚も棲みずらい。昔の濁っていた田沼が恋しい」という感じです。
この句は江戸時代中期に老中を務めた田沼意次と松平定信(白河公)の政治を対比したものです。
昨今の政治の裏金問題を見ていて、歴史の授業で聞いたこの句が頭をよぎります。
田沼意次は株仲間の奨励や鉱山の採掘、貨幣の鋳造など商業を重視しました。一方で賄賂が横行していた時代だとも言われています。
その後を継いだ松平定信はそんな田