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ここがウワサの神子田朝市
朝4時から2000人が集まる朝市
盛岡の「神子田朝市」、
神子田は「みこだ」と読む。
盛岡駅からクルマで15分ぐらいのところにある。
朝4時から8時半まで、
月曜日以外の毎日やってる。
だいたい300日ぐらい。
わたしがいったのは日曜日だったからか、
けっこう広いふたつの駐車場にばんばんクルマが入っていく。
係りのおとうさんに聞いたら、
2000〜2500人ぐらいの来場者、だそうで。
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「食べに行く」朝市
朝市の中は97店舗。
食べるもの、古着、靴やバッグ、アクセサリー、花、コケも売っていた。
衣食住がここでそろう。
食べるものは鮮魚、野菜、くだもの、きのこなどの素材のほかに、
ラーメン、きじそば、ひっつみ、朝定食などのしっかり食事系、
おにぎり、おでん、もつ煮、おかゆなどの小腹に入れとく系、
パンいろいろ、草餅大福おもちいろいろのスイーツ系、
各種お惣菜のテイクアウト系、
などがそろっている。
いやもう、これは何回か通って全部食べたい! っていう気持ちになる。
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農家の反骨精神から生まれた朝市
神子田朝市は昭和43(1968)年に始まる。
盛岡市の中央卸売市場がつくられることになったので、
もとの青果市場の外側に並んでいた直売所が立ち退きに。
個人の生産者が大きな市場に店舗を構えるとか、
商品を納入できるはずもなく、
そもそもだから市場の外で間仕切りをして売っていたわけで、
そこがなくなるとなれば、生産者たちは死活問題だ。
というわけで農家のみなさんあったまにきて、
自分たちで「生産者立売組合」をつくって、
駐車場にリヤカーならべて、リヤカーのそばで立って売っていた。
その意気込みやヨシ! ということで立ち売り市場は大盛況になり、
もっと広い場所を求めて、いまの神子田(みこだ)町に移った。
これが昭和52(1975)年で、
以来この場所で年間300日、朝市を開いている。
今回は朝ラーを食べたから、
次は朝定食、
その次はきじそばかひっつみだな、と思っている。