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釜石市はどうやって「稼ぐ」自治体になるか(ふるさと納税)

今日から議会での一般質問が始まる。

わたしの出番は20日(金)14:00ごろ。
質問のテーマは「ふるさと納税」と「自動運転バスの実証実験」について。

釜石には3種類の「ふるさと納税」がある。
ひとつは、よく知られている返礼品があるタイプのもの
2つ目は、地域課題に取り組む団体を指定して寄付するもの。
これは返礼品があるかどうかは団体それぞれに任されている。
そしてこれらふたつは個人が行うふるさと納税。
3つ目は、企業版ふるさと納税。
寄付した企業は、寄付額の9割を法人関係税から軽減される。

釜石市が受け取るふるさと納税は、およそ9億円。
予算規模235億円、そのうち市民からの市税は46億円。
にしてみれば、ふるさと納税の9億円は小さい額ではない。
だけど、大きい額ともいえない。
釜石の人口3万人と同じぐらいの人口の自治体で100億円近く「稼いでいる」自治体もある。

市民からの税金、企業からの税金など以外で、
自治体自体が「稼ぐ」とすればふるさと納税だ。

釜石市はどんな戦略と哲学でふるさと納税に臨んでいるのか。
質問の要旨は以下を予定している。

【ふるさと納税】
①返礼品の差別化戦略について
他の自治体との差別化を図るために、地元産品の魅力をどのように高め、寄附者を増やす工夫をしているのか。

②地域課題に取り組む団体への寄附促進策について
「釜石ふるさと寄附金」が広く認知されるための広報や仕組みの改善策は何か。

③企業版ふるさと納税の推進
企業にとって魅力的なプロジェクトを提案し、寄附を呼び込むための戦略はどのように計画されているのか。

④市のふるさと納税の活用実績と効果の見える化
寄附金がどのように使われ、地域にどのような成果をもたらしたのかを寄附者や市民に示す取り組みは十分か。

⑤ふるさと納税を活用した中長期的な地域づくりのビジョン
釜石市がふるさと納税を活用して、持続可能な地域社会を築くための具体的な計画は何か。

【自動運転バスの実証実験】
①乗客のアンケートの結果、分析について
8月で実証実験した際、乗客にアンケートをとったが、その結果や分析はどうか。内容をうかがう。

②アンケート結果の公表
その集計結果や分析を公表する予定はあるか。公表するとすれば、その手段はなにか。

③今後の導入もしくは再度の実験の予定はあるか