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人が運転するよりよほどスムーズ

自動運転バスに乗ってきた。
2回目。

薄っすらと霧がかかっていた。
スタート地点からしばらく軽快に走っていたMica(バスの車種、っていうか、クルマでいうと「クラウン」とか「プリウス」とかと同じかな。違うかも。クルマ乗らないしあんまり興味ないから……)が突然、
ドン!
っと急ブレーキで止まった。
後部座席においていたチラシやパンフレットが、
Micaの床にドバーッとまき散らかった。

ナビゲーター役のワキさんが、
「ちょっとヤバいな〜と思っていたんですけど」
そうなってしまったと。
車体についている5つのセンサーが、
霧で乱反射してしまうらしい。

霧が晴れるところまでワキさんの手動運転。
そして、霧がなくなったところで、バス停で停車して、
自動運転に切り替える。

手動運転のときは、ゲームのコントローラーを使って操作する。
運転席もハンドルもペダルもギアもないから。
クルマをコントロールするのはそう難しくはないらしいけど、
やっぱり自動運転のほうが安定感がある。
すーっと真っ直ぐに進んだり、
障害物を避けて通ったり、
バス停で左に寄せて停車したり。

釜石で走っているMicaはレベル4(完全に自動運転)の車体なんだけど、
まだ警察などの許可が出ていないから、
オペレーターが同乗してのレベル2扱いになる。

なので、レベル4で今回のように霧が立ち込めたときにどうするか。
実験中の課題がひとつ見えた。

「完全予約制」でスタートしたけど、いまは予約なしでも乗れるようになった