
地方創生2.0ってなんだ?
「地方創生2.0」なのだ。
石破茂首相は昨日の所信表明演説で、
「地方創生2.0を起動し、我が国の社会や経済の起爆剤とする」
と述べた。
この「2.0」ってもともとなんだっけ?
って調べてみると、
実業家のティム・オライリーが「web 2.0」というコンセプトをつくり、
web2.0カンファレンスが開催され、広まっていった。
2004年のこと。
20年前だ。
それまでのホームページを見る、検索する、メールを送る、
というインターネットの使い方を「静」とすると、
SNS(Facebook、Twitter)やYouTubeなどで
インタラクティブにやりとりする「動」な利用の仕方。
日本では、ジャーナリストの佐々木俊尚さんが『ウェブ2.0は夢か現実か』、
梅田望夫さんが『ウェブ進化論』を書いて、
web2.0とかデジタル社会になることを広く認知させた。
さて、石破首相の「地方創生2.0」である。
首相は地方創生を「経済政策」といった。
地方創生交付金を気前よく支出し(お願いしますよ〜)、
ICTをフル活用して、農林水産業(1次産業)、製造業(2次産業)、サービス業(3次産業)を活性化させる。
特に、コメ不足にならないように、食料安全保障を強くする。
GXのために脱酸素政策を進める。
働き方改革をして、男女間の賃金格差をなくし、
非正規雇用から短時間正社員に改める。
10年前、石破地方創生担当大臣の地方創生が「静」だとすれば、
10年後、石破首相の地方創生は「動」になれるのか。
首相は宮崎県小林市の移住促進PR動画を例にとって、
地方創生を
「『おもしろい』『楽しい』をいう思いを広げていかなければなりません」
といった。
楽しく、おもしろく、プレイフルな動的地方創生に。