(「完売しました」の張り紙)あら、これ昨日のよ!ありがとう。今日は開店したばかり、いらっしゃいませ!
釜石からなの? 盛岡には何しに?
わたしたちも釜石にはときどき行くのよ。
こないだも、鵜住居のお祭りにお店出したの。
そう、そこにたまご入れてね。
残した具に混ぜないで。
たまご溶いたら茹で汁入れてあげるからちょうだい。
はいどうぞ。
これ、お味噌。お味噌入れたりお塩入れたり、
自分で味付けするの。
チータンタンね、じゃじゃ麺初めてじゃわからないよね。
赤い麺はね、「赤じゃじゃ」っていうの。
うちのオリジナルね。
肴町の本店はもっと赤いの使ってる。
唐辛子を練り込んであるの。
これつくってくれる麺屋さんがなかなか見つからなくて、
唐辛子がちょっとでもほかのに混ざるととんでもない、って。
だから自分たちでもつくってみたんだけど、
なかなか難しいのよ。
はははは。難しいことを麺屋さんにお願いしてるんだけどね笑
鵜住居の人たち、いい人ね〜。
あったかいっていうか、あついっていうか。
ラグビーのあれ、なんだっけ、
(ワールドカップ?)
そう。ワールドカップも見に行った。
震災のあとすぐ、わたしたちも手伝いに行った。
中妻の中華屋さんに若いころお世話になってて。
(新華園?)
そう。知ってる?
コージさん。昔はかっこよかったのよ〜笑
(おごちそうさまでした)
はい。じゃじゃ麺の小とチータンタンで600円です。
また来てくださいね。