認めるけど、許せないことはある
アメリカの大統領選挙が終わり、
ドナルド・トランプが次の大統領になることになった。
選挙に負けたカマラ・ハリスは、
「結果を受け入れることが民主主義だ」
みたいなことをいった。
それはそうなんだけど、
事実として選挙結果は受け入れるんだけど、
許しがたいことはそのまんま残る。
ドナルド・トランプの暴言、差別発言はたくさんあった。
「女性は男性より劣っている」
「ヒスパニック系はIQが低い」
「環境問題は経済の妨げだ」
「アジア系はウィルスを持ち込んだ」
「LGBTQ+の権利は過剰だ」
ウソもあった。
「移民はペットを食べている」
こんな発言して平気である人物であることは、
許すべきではない。
一方、困ったことにもなる。
というのは、アメリカの政治的動向は、
時間をおいて日本にもやってくる。
日本でもヘイトスピーチやヘイトクライムが、
不寛容な排外主義がはびこってしまうのではないか。
その素地はすでにあると思う。
わたしたち日本の社会は、
男女は平等だろうか、女性は社会で活躍できているだろうか。
アジア系の外国人を一段下に見ていないだろうか。
環境問題を自分ごとにしているだろうか。
ジェンダーの問題を一部の人たちのことだと思っていないだろうか。
トランプ色の大波が来る前に、やるべきことはある。
幸いにも、今の内閣は少数与党内閣であり、
国民民主党の主張を大きく取り入れるだろうし、
予算委員会と法務委員会の委員長には立憲民主党の委員が就任する。
では、地方はどうかというと、国が変わるのを待つしかないのか。
地方から変わる、ということも示すときだ。