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大隈塾ゼミが始まった。

初回はTA(Teaching Assistant)も不慣れなため、
わたしが授業をファシリテートすることになる。
いつも学生たちにおまかせなので、
いざ自分でやるとなると、これがどうにもうまくいかない。

まず、教室にあるはずのパソコンがない!(調べておけばわかることだった)
自分のパソコンを使うので問題はないんだけど、
前の打ち合わせで使った教室にコンセントがなく、
パソコンのバッテリーを半分ぐらい使っていたし、
あちゃ〜、どうしようか。
途方に暮れてたら、ゼミ生にっしーが
「電源ここにありますよ」と教室のAV装置のありかを教えてくれた。

電源は確保したものの、AV装置につなぐコードがHDMI形式で、
わたしのパソコンはCタイプUSB、
あちゃ〜、どうしようか。
途方に暮れてたら、ゼミ生トモミが
「持ってますよ」とコネクターを貸してくれた。

zoomにつないで、オンラインの学生たちと教室に来てる学生たち、
zoomがハウリング起こさないようにそれぞれが設定して、
どちらの学生たちもストレスなく授業が受けられることを確認。
やれやれごめんね、セッティングに10分も時間とって、とゼミ生たちに謝ったら、
あらかじめシェアしてたタイムスケジュールでは、
調整に20分ばっちっり時間をとっていたことを指摘され、
ああそうだったんだ、と結果オーライ。

ああそうだ、大隈塾の説明動画を流さないといけない!
どこにあったっけ? と焦ってたら、ゼミのグループLINEに貼っていたことを思い出し、
ゼミ生タソにzoomの画面共有してもらって動画を見ることができた。

あたふたあたふた。
大好きな言葉に「愚図の大忙し」というのがある。
コラムニスト山本夏彦の言葉で、
なんてことない作業なんだけど、
手が遅いしアタマが回らないし粗忽だから、
本人は真面目に大忙しなんだけど傍から見るとただのドタバタ、
という意味。

オリエンテーション代わりの動画を観たら、
あとは個人ワークとペアワークとグループワークだから、
学生たちに動いてもらえばいいわけで、
わたしがとくだん何をするわけでもない。
いつものように、サポート役になっていればいい。

学生がプレイヤーでわたしはサポーターで、
この役割分担がちゃんとできているので、
役割分担通りのときはうまくいく。
わたしがプレイヤーになったとたん、うまくいかなくなる。

ああそうだ、わたしはプレイヤーとしての腕を磨きなおすのではなく、
サポーターとして徹せられるようにプレイヤーをきちんと育てる、
という基本の基本に改めて気がつく。
(でも学生たちに頼りすぎていることに反省も……)
(ゼミの初回は毎回あたふたしていることにも改めて気がつく)