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大学への入り口にもなる? かまこく外語観光学科の隠れた魅力

「かまこく」、昨日は留学生の日本語学科について書いたけど、
今回は日本人の「外語観光学科」について。
(かまこく=釜石市国際外国語大学校)

昨年4月、かまこくの入学式があった。
入学者は一人。
釜石市からの補助金をたーくさん使ってこれかよ、
とものすごいバッシングだった。
少なくとも、市議会ではかまこくに対する憤りと批判が渦巻いていいた。

翌日。
「たった一人の入学生」、と新聞が報じたら、
それを読んだ一人の女性が、
「わたしも学びたい!!!!」
と、飛び入り入学!

わずか1日で入学者数が「倍増」したユニークな学科が「外語観光学科」。

なぜ「わたしも!!!!」だったのか。
そのわけは、独特なカリキュラムにある。
飛び入り入学生は、ここに魅力を感じたのだろう。

まずひとつ。
外語観光学科の学びの特徴は3つある。(3つの柱)
・国際理解・英語コミュニケーション
・地域創生・課題解決
・ICT活用・情報発信力

つまり、「外語観光学科」だから観光のことを学ぶのかというイメージだけど、
実は観光業の知識とスキルをベースにして、
ビジネスパーソンとしての基礎能力を身につけることができる。

そのうえで、学校としては、
<地域と世界をつなぐ「グローカル」な人材育成>
に育って欲しい。
そのために、
<業界を超えての活躍>
を目指して欲しい、という。

わたしたち地元の議会としては、
「地域創生、課題解決」について、
<行政・議会との連携を強化>
してくれるとうれしい。

さらに、ふたつめ。
2年間で修了すれば「専門士」の学位が与えられる。
それは、4年制大学の3年次に編入できる資格がある。

つまり、かまこくで学べば、ビジネスパーソンとしての基礎能力を身に着けたうえで、
大学に入学してさらに学ぶことができ、
4年制大学卒業の学歴、「学士号」をもらうことができる。
つまり、かまこくは、大学生活への入口でもあり、
この魅力に気がついて、
「わたしも学びたい!!!」
の飛び入り入学となったのだろう。

これはかまこくの意外と知られていない魅力だし、
大きなチャンスじゃないか?
と思うんだけど、みなさんどう考えますか?