台風一過の沖縄モーニング

こんな世界があっていいんだろうか、
モーニングにいってきた。

3時、いつも通り起床。
ベッドではカチャカチヤ音がするので、
パブリックスペースに移動。
そこのソファで寝てる人がいる。
昨日の夕方、
カップラーメン食べてた人たち。
もしかして、お金払わずにいるのかも。
受け付けがわりとフリーな感じなので、
それも可能なゲストハウス。

とりあえず2時間ほど仕事して、
シャワーを浴びて、
5時40分ぐらいにチェックアウト。
目指すは、牧志公設市場。

足立屋。
先客ひとり。女性。
おはようございま〜〜す。
挨拶されたので、おはよう返し。
店員のマーシーにモーニングを注文。
今日はシーフードにしてみた。
新鮮な、ちょっとドッキリするような
それでいて「ああ、やっぱりな」
と安心するおかず。
メインは、
キンキンに冷えたやつ。

沖縄の、古い市場の淀んだ空気の、
まだ店も開いてない時刻のモーニング。
先客の女性は常連さん。
名前はゆうこ。
会社は渋谷にあるけど、
おうちは那覇。

次に来たホストが、
場の空気を読まない。
ゆうこをナンパしたくてしょうがない。

ゲームで歳当てをする。
わたし53歳。帽子を取ればスキンヘッド。
ホスト、ちょい引き。
ゆうこ、バツ2寸前の39歳。
ホスト、撃沈。

観光客も入ってきた。
カップルで、沖縄には年5回はくる。
帰る日のあさは、必ずここでモーニング。
この2人は、シーフードとベジタブル。
若くなく中年なりたての、いい感じ。

みんなモーニング食べながら、
だんだん盛り上がってくる。
知らない者どうし、
カップルも、ゆうこも、マーシーも、
あとから入った店のマダムも、ホストも、
みんな地元じゃない。
でも、ここの店が大好き、
わたしはここの店が大好きになった。
大声で話すようになり、
話題はそれぞれの沖縄のことで、
濃ゆい情報交換。

足立屋のモーニング。
お酒2杯とおつまみ1品で500円。

最高！