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雑談、ノイズがこんなに楽しい

授業中にいろんなノイズが入ってくる。
リアルだと、となりから話かけられたり、
カミカミのプレゼンにつられて笑ったり、
もらい泣きしたり。

目からもノイズは入ってきて、
となりのスマホケースが変わっていたり、
髪の毛をカットしていたり、
ネイルがいつもと違う様子だったり、
コンビニのコーヒーのカップが大きかったり、
コンビニのスイーツ新商品だったり。
(そういえば、アイスブレイクで
「スイーツの食レポ」もあったなあ……)

それらをきっかけに、雑談になり、
ほかの人も加わり、
雑談の範囲が広がって、
やがて教員から注意されたりする。

オンライン授業だと、それが極端に少なくなる。

大隈塾ゼミでは、毎回ゼミ後に
「○○'s キッチン」
誰か一人がちょっとした料理をつくる動画を撮って、
みんなでそれを見ながら、ランチをする。
パスタをソースつくりから始めるスケールが大きいものも、
味たまご、つくるのは簡単だけど3日間寝かせました、や、
途中でチーズの解説にはまってしまってみんなから3倍速されたり、
ノンアルコールカクテルという意表を突くものだったり。

その人の意外な一面が感じ取られる、
つまりノイズがばんばん入ってくる動画で
コミュニケーションが活発になる。

ほかに、何度か紹介した「あられシネマ」、
映画好きのあられの「解説+予告編+Q&A=30分」、
新学期が始まったので、いったん休止したけど、
雑談から刺激を受けて、あられの映画魂に火がつき、
今日から復活する。

ゲスト講師にきてくれたさとのば大学の信岡良亮さんと
「放課後トーク」をするという雑談も、今日ある。
これもふくちゃんというゼミ生が企画した。

十数人のゼミだから機動性がいい。
(でもLINEグループは50名超という……)

だけど、100名超の大隈塾講義でも、
クラブ活動しよう、という動きが始まりそう。
プロジェクトという本気度高いものではなく、
なんかちょっとしたことでおしゃべりしたり、
オンラインでイベントやったりしたいね、と。

これも雑談だろう。

雑談しましょう、といって雑談が始まるものではない。
なんか思いつきでも動いていいんだ、
という安心感のある場にするように心がければ、
ふっと芽生えたものを見逃さないよう観察してれば、
きっと雑談は増えてくる。

リアルだとマイナスイメージの雑談は、
オンラインだとプラスになる。
雑談とノイズは、すごく楽しい。