大隈塾のコミュニティがあったらいいなと
大隈塾のコミュニティをつくろうと準備してる。
大隈塾は早稲田大学の「たくましい知性を鍛える」と
企業研修の「リーダーシップ・チャレンジ」がある。
大学のは2002年に始まって、
企業研修は2004年に開講した。
これまでの卒業生は学生3000人、社会人600人ぐらいになる。
毎年毎年、100人と20人が「卒業生」の中に入ってくる。
(計算が合わないのはときどき定員を減らしているから)
自然増というか社会増というか。
ただ、100人はすべての学部から集まり、
20人はいろんな会社から集まってくるので、
多様性のあるグループになっている。
多様な人たちが大隈塾「卒業生」に入っているけど、
なかなかそれをきれいに整えられてなくて、
山でいえば原生林というか、放ったらかし。
整備すればこの山は空気をきれいにしてくれるし、
海に栄養を与えてくれるし、
エネルギーにもなるし、
遊び場にもなるし、
災害から守ってくれるし、
新しい生命を育んでくれるはず。
整備すれば、一人ひとりのビジネスも人生にも活かせる学びの探究にもつながっていく。
自分たちだけではなく、現役の学生たちへの支援も必要。
いまの大隈塾の学生たちは、新しい学びのスタイルにチャレンジしながら、
いままで以上にプロジェクトをつくってがんばっている。
そのひとつが、早稲田の老舗喫茶店「ぷらんたん」のクラウドファンディングだ。
ほかにも、東京以外のところで活動をしている学生たちもいる。
大隈塾の卒業生たちは、以前からそうしたプロジェクト活動に、
少しずつ支援してきた。
新コロになって、早稲田を去らざるを得ない学生たち、
あるいは学業よりも経済活動に重点を置かざるを得ない学生たちが、
いつもの年よりも多いのも事実。
そうでなくても、通信環境をアップデートしにくい学生もいれば、
家族の介護を引き受けながら学んでいる学生たちもいる。
支援を受けた学生たちは早稲田大学を卒業すると、
卒業生コミュニティに入ってくる。
その中で多様性を発揮してコミュニティに貢献したり、
ビジネスと学びの探究が得られたりする。
そして、現役の学生たちを支援する。
大隈塾のコミュニティは、ヒトと知恵とおカネが循環する、
エコなコミュニティになっていく。
そうした、大隈塾コミュニティを「エッセンシャル大隈塾」と名付けようかと思って、ひとりの恩師に相談したら、
師曰く
「大隈塾はそもそもエッセンシャルだから、形容詞はいらない」
とのアドバイスをいただき、
大隈塾のコミュニティの名前は、
そのまま「大隈塾コミュニティ」にすることにして、
メンバーを集めてコミュニティづくりにとりかかっている。
毎年のようにチャレンジができて、楽しい。
予祝しておこう。