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北海道新聞で記事にしてくれました

北海道新聞でわたしのことが記事になった。

なぜ岩手の人間が道新(北海道新聞)に?
実は20年前、ライター時代に北海道の紋別市に通っていたことがある。
その街に医者が一人もいない医療過疎地があるように、
その街に弁護士が一人もいない弁護士過疎地がある。
日本弁護士連合会は過疎対策として「公設弁護士事務所」制度をつくった。
日弁連が弁護士過疎地に弁護士事務所をつくり、
そこに所長として弁護士を派遣する。
「ひまわり弁護士事務所」といった。

2001年に北海道内で初めて開設された紋別市のひまわり弁護士事務所に、
松本三加さんという若い弁護士が赴任。
弁護士がいない、ということは、
法律よりも「村の掟」がまかり通りがちになる。
そうした街の習慣に彼女が弁護士としてどう立ち向かうか。
1年ぐらい取材していた。

そのときに道新の紋別支局にいたのが、
今回記事を書いてくれた関口裕士さんだった。
関口さんに、紋別のことをいろいろと聞いていた。

地元の情報は地元の新聞記者から、が鉄則。
ましてや土地勘も業界勘もないフリーランスのライターにとって、
地元紙の記者とのつながりは生命線。
しかも全国紙の支局記者より、地元紙の支局記者。

ということで、関口さんにはめちゃくちゃお世話になった。
しかも、情報の世界でもgive and takeが原則だけど、
わたしは一方的にgiveしてもらってばかりだった。

今回もわざわざ釜石まで取材に来てくれた。
ありがたい話だ。
朋あり遠方より来る、また楽しからずや。

『ひまわり弁護士』 村田信之 講談社 2004年