人間関係はささいなことで壊れてしまう
それを読んでちょっとドキッとして、
なぜドキッとしたのかを打ち消すように、
心のなかで(あるあるあるある〜)、と軽くつぶやいた。
誰にも気づかれないように(気づかれるはずもないんだけれど)。
日本経済新聞の「私の履歴書」、
今月は岡藤正広さん(伊藤忠商事会長CEO)で、
これがとってもおもしろい。
総合商社の幹部経験者の間でも話題になっているらしい。
ドキッとしたのは「我が親分」という見出し、1月18日(土)の回。
岡藤さんが「親分」と慕う上司がいて、
住んでいる家も近所で、接待帰りのタクシーでも会社の将来を熱く語り、
親分が落ち込んでいれば激励会を催し、
「誰が見ても盤石の二人三脚だと思ったはずだ」
という。
ところが、ちょっとしたことでこの肝胆相照らす仲をこじらせてしまう。
約束を反故にされかける。
一晩明けて岡藤さんが腹を割って親分と語ることによって事なきを得たが、
お互いに信頼し合っている、親しいがためのコミュニケーション不足だった、と岡藤さんは振り返っている。
まさかの人間関係崩壊。
覆水盆に返らず。
取り返しがつかないこともある。
でも、わたしはそれを克服する方法を知っている。
ひとつは、「それちょ」。
心理的安全性の効果のひとつで、
取り返しのつかない過去にこだわらない、
「それはちょうどよかった」と呟いて、それをプラスにするべく前に進む。
もうひとつは、出来事の意味付け。
ミーニングノートでは、過去の経験、出来事を意味付けして、
それをプラスに捉えてチャンスに変える。
世の中、なにがあるかわからないからね。