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こども園でできることがなぜ小学校ではできなくなる?

(昨日の続き)
上中島こども園には給食をつくる給食室があって、
ガラス張りになってる。
オープンキッチンだ。

だから、給食の先生(管理栄養士)たちが給食をつくっている様子を、
子どもたちが見ることができる。
「なにつくってんの〜?」って話しかけることができる。
「とり肉の焼いたのつくってるんだよ〜」と答えることができる。

こども園の畑では、野菜を育てている。
なす、とか、ミニトマト、とか。
育てた野菜は収穫して、
自分たちで給食室に運んで、給食の先生に手渡す。
給食の先生は、それを美味しく調理する。

なすもトマトも苦手な子でも、
なすもトマも食べられるようになる。

その前に、なすもトマもどんなに育ってるか。
葉っぱに虫はいないか、
葉っぱの色は何色か、トマトはなんで青いのか?

知らないうちに、じっと観察する力がついてくる。

食育である。

こうした食育は、小学校に上がったらなくなってしまう。
小学生たちの給食は、給食センターでつくって運ばれてくる。

給食センターの職員たちも、
できるだけ美味しくつくるし、
各校の給食の時間を見計らって、できるだけ温かいものは温かく、
冷たいものは冷たくいままに提供したいとがんばっている。

だけど、どこかおかしくないだろうか。

こども園(0歳児保育〜5歳時幼児教育)の子どもの数と、
小学校(1年生〜6年生)の数は、そんなに大きく違っているんだろうか。
こども園でできていることが、
なぜ小学校ではできないんだろうか。


3時のおやつ。パンの耳を残す子がいて、うちの子たちとおんなじだ、って懐かしくなった