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「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け」

「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け」

釜石まつりで船に乗っていたら、このことわざを思い出した。
アフリカのことわざ。

一人で行動すると、自分のペースでものごとが進められる。
チームとかメンバーとかとの調整も必要なく、
スピーディに仕事ができる。

一方、長期的な目標とか成果を達成するためには、
チームでワークするほうがよい。
一人では限界があることもメンバーと協力することによって、
その壁を超えられ、成長や成功を手に入れることができる。

アフリカの部族社会における知恵。
個人と集団との役割の違いや重要性について教訓を与えている。

アメリカの元副大統領のアル・ゴアが、
2007年にノーベル平和賞を受賞したときの受賞スピーチで、
このことわざを引用して有名になった。
環境問題、特に気候変動に対処するためには、
個人個人の行動だけではなく、
全世界で協力して取り組まないといけないよねと。

最近ではリーダーシップ界隈でもよく使われる。
チームワークの重要性とか、長期的な視点での成功の要諦だと。

特に、課長とか部長とかの管理職ではなく、
チームリーダーとかキャプテンとか、現場のリーダーにはこのことわざが刺さる。
いままでプレイヤーとして自由にやってきて、
素早く結果を出してきた。
つぎは、自分でもプレイヤーであり続けながら、
プレイヤーたちをまとめるステージに来た人たちの悩みに気づきを与える。