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そのリーダーシップに愛はあるのか?

そのリーダーシップに愛はあるのか?

高橋ゆきさんが、昨日の大隈塾のゲスト講師だった。

家事代行サービス「ベアーズ」の副社長で、
5、6年ほど前から存じ上げているが、
いつも笑顔と愛オーラと疾走感がハンパない。

1999年に創業、資金なし・技術なし・経験なし、
あるのは
「子育てと働くを明るく楽しく幸せなものにしたい」
という強い想いだけ。
家事=妻の仕事、家事代行=妻の怠慢、ゼイタク、
というバイアスが頑強で、
「家事代行」というサービスをあちこちでPRしていった。

2017年に事業者認定制度1号取得、
ドラマ「逃げ恥」(逃げるは恥だが役に立つ)で、
家事代行サービスが大ブレイク。

ユーザーが求めているのは「時間」だ。
もちろん、自分の家、自分の部屋だから、
自分で掃除をする、家事をするのは当然だ。
繰り返すけど、当然だ。

だけど、1時間の家事を誰かにやってもらって、
1時間を自分の時間をつくりだすということは、
可処分所得をつかって可処分時間を得ていること。
amazonで買い物をして配送業者に配達してもらう、
その間に仕事をするとか映画を観ることと、ほぼ同じ。

限られた人生、限られた時間、
自分に与えられた時間は、自分の生命(いのち)そのもの。
だとすれば、可処分時間を多く持ったほうが、持たないよりも幸せになる。
そしてそれを、一人暮らしでも家族で暮らしていても、
「お茶の間の幸せ」
と高橋ゆきさんはいう。

お茶の間の幸せは、社会の幸せにつながっていく。
そりゃそうだ、ひと家庭ひと家庭が幸せならば、
それは社会全体の幸せになるし、
逆にひと家庭ひと家庭が幸せじゃないのに、
社会が幸せになるはずはない。
家庭と社会の「幸循環」。

所属している会社、組織、生活している地域にリーダーがいるとすれば、
そのリーダーシップの根幹には何があるのか?
正義であり公正であり情熱であるだろう。
しかし、そのリーダーシップに愛はあるのか?
という問いかけに、リーダーはどう答えるか。